QualcommがSnapdragon 675の後継となるSnapdragon 678を発表しました。Snapdragon 678は675同様に11nmプロセスで製造されています。CPU(Kryo 460)の最大クロック数が2.0GHzから2.2GHzに向上、GPU(Adeno 612)の性能改善など、マイナーチェンジとなっています。
Snapdragon 600番台では、5G向けSoCとなるSnapdragon 690が今年半ばに発表され、OnePlus Nord N10 5G等に採用されています。
Snapdragon 678はミッドレンジ以下(2万円台)の4G機向けか
2020年に発売された4G機向けSoCで最も期待値が高いのはPOCO X3 NFCにも採用されたミッドレンジ機向けのSnapdragon 732G(Antutuスコア30万点弱)でしょう。POCO X3 NFCは(ヨーロッパ価格で)日本円換算3万円前後の価格設定となってます。従って、Snapdragon 678搭載機は2万円台の4G機(エントリー〜ミッドレンジ)に搭載されることを想定しているのでしょう。QualcommにはSnapdragon 460というエントリー機向けSoCもあるので、Snapdragon 678採用モデルはどこまでひろがるでしょうか。
QualcommはSnapdragon 700番台の新SoC発表を来年第一四半期(1〜3月)に行うと言われており、そちらの期待値はかなり高いです。
Source: Qualcomm
数字で遊んでる場合か