テレワークを命じられたときに最も困る問題の1つがインターネット環境でしょう。スマホのモバイル通信だけでは、すぐにデータ通信量を使い切ってしまう可能性があります。そこで、月々のデータ通信量を安く抑えるために自宅へのインターネット環境を構築することをおすすめします。
インターネット環境を構築する方法は、主に光回線、ポケットWi-Fi、テザリングの3種類。
今回は、各方法のメリット&デメリット、各方法が向いている人などを解説します。また、ポケットWi-Fiの派生であるSoftbank Airについても簡単に解説します。
自分のテレワーク形態にどのインターネット環境が合っているのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
①通信速度が速い光回線
画像引用:フレッツ光 開通工事レポート 戸建てにお住まいのお客さま | NTT東日本 | フレッツ光
最も通信速度が速く安定しているインターネット環境といえば、光回線です。
セキュリティ性は非常に高く、大容量のデータ通信を頻繁にやりとりするのに向いています。
光回線は、フレッツ光などの通信事業者と契約し、設備工事を行うことで利用できます。
ただし、最近はテレワーク需要もあって光回線需要が増加しているため、必ずしも希望日に工事ができるとは限りません。
近年は最初からネット回線を構築した賃貸物件も増えているため、管理業者などと契約するだけですぐに使えることも多いです。
また、長期での利用を想定している人は契約している携帯キャリアが提供している光回線サービスを利用すれば、月額料金が値引きされるのでお得ですよ。
- 通信速度が速く安定している
- セキュリティ性が高い
- 大容量のデータをやりとりするのに向いている
- 工事費用が高い
- 最低利用期間の縛りがある
- すぐに工事できるとは限らない
- テレワークの期間が長期間
- 大容量のデータを頻繁にやりとりする
➁持ち運びができるモバイルWi-Fiルーター
画像引用:Speed Wi-Fi NEXT W06│UQ WiMAX(ルーター)【公式】
モバイルWi-Fiルーターは、携帯性のある小型のWi-Fiルーターです。ポケットWi-Fiとも呼ばれます。
ワイモバイルやUQWiMAXなどが代表的ですが、その他のキャリアや格安SIMもモバイルWi-Fiルーター事業に参入しています。
モバイルWi-Fiルーターを利用するには、通信事業者と契約するのが一般的です。短期間であればレンタル業者からレンタルする方が費用を安く抑えられます。
スマホのようにSIMフリーの製品もあるので、お好きなSIMカードを差し込んで運用することもできます。
モバイルWi-Fiルーターの最大のメリットは、工事不要ですぐに使える点です。どこにでも持ち運びできるので、大変便利ですね。
暗号化などのセキュリティ対策が施されているためセキュリティ製も比較的高いです。
ただし、通信速度は光回線と比較すると遅く不安定になりがちなデメリットもあります。
- 工事不要ですぐに使える
- 初期費用が安い
- 外出先にも持ち運びできる
- 短期間であればレンタルもできる
- 通信速度は光回線よりも遅く不安定
- 容量を超過すると速度が制限される
- 通信事業者との契約は縛りがある場合も
- 短期から長期まで用途に合わせて運用したい
- メールやチャットでの用途がメイン
- 費用を安く抑えたい
③スマホがルーターになるテザリング
テザリングとは、スマホのデータ通信を利用して、タブレット・パソコン・ゲーム機など他の端末をインターネットに接続するサービスのこと。
Wi-Fi、Bluetooth、USBの3種類から接続方法を選べます。
モバイル通信機能を持たないWi-Fi専用端末もインターネットを利用できるようになるので、とても便利です。周辺にフリーWi-Fiがない時などに重宝しそうですね。
ただし、契約しているキャリア・格安SIMによっては追加費用がかかる場合も。
そのほかにも通信速度が遅かったり、長時間使用するとバッテリー消耗の原因になったりなど、デメリットはやや多めです。
外出先で一時的に利用する分には良いのですが、メインのインターネット環境には向いていません。
- モバイルWi-Fiルーターを持ち運ばなくてよい
- さまざまな機器を接続できる
- 追加費用がかかる
- 通信速度が遅い
- バッテリー消耗の原因になる
- 通話中はテザリングを利用できない
- テザリングを提供しているキャリア・格安SIMと契約している
- 外出先でWi-Fi専用端末を一時的にインターネットに接続したい
④Softbank Air(Wi-Fiルーターの派生)
Softbank Airは工事不要な点はWi-Fiルーターと似ていますが、ルーターとPCを有線LANでつなぐことができ、Wi-Fiルーターよりも安定した通信環境をご自宅に構築したい方にお勧めです。場所・地域によっては設置不可となります。
テレワーク業態に合ったインターネット環境を構築しよう
今回は、スマホでテレワークをする際にぴったりのインターネット環境を3種類紹介しました。
メインのインターネット環境として使うなら、やはり光回線かモバイルWi-Fiルーターのどちらかになるでしょう。
あとは、テレワークの期間・使用データ通信量・費用などを考慮して最適な方法を選択するとよいでしょう。
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