Appleは11月18日、App Store Small Business Programを発表しました。これにより、2021年1月から年間収益100万ドル(約1.03億円)以下の事業者に対し、App Store手数料が30%から15%に引き下げられることになります。
今回の発表に関して、SpotifyやEpic Games等は早速Appleを批判する声明を出しています。
プラットフォーマー(AppleやGoogle) 対 アプリ開発者の戦いは続きそう
(今回の手数料カットの恩恵を受けられない)SpotifyやEpic Games等の大手アプリ配信会社は早速Appleに対して批判声明を出しています。声明内容の詳細な引用は避けますが、趣旨は以下のようなものです。
- AppleのApp Store手数料設定ルールは公平ではなく独善的。Appleが選んだ会社(Amazon等)と中小企業に限定して手数料を優遇している(しようとしている。)
- Spotifyが30%の手数料を徴収されながらApple Musicと競争するのはフェアではない
Spotifyのような大手アプリ開発者は今回の中小事業者向け手数料引き下げの恩恵を受けられないため、不満がでるのは無理もありません。例のフォートナイトのApp Store排除騒動でも、SpotifyはMicrosoft等と共に、Appleを批判する声明を出していました。また、AppleはEU(ヨーロッパ)において、App Storeの手数料について反トラスト調査を受けています。
GoogleもApp Storeと同様にGoogle Playストアの手数料を30%に設定しています。Appleと似たような施策を打ち出すかも注目ですね。
Spotifyの言い分は一理あるかも。内容が被っている上にApple oneで囲い込みを図っているからなあ
App Storeから出て行けと言っているようなもの