Googleの2019年のフラッグシップモデル、Pixel 4。Pixel 3と比べ、SoCのアップグレードはもちろん、リアカメラが1つから2つになったり指紋認証が廃止されたりなど、大きな変更があったモデルでした。
そんな2019年のPixel出荷台数ですが、720万台と比較的好調であったようです。
出荷台数は前年と比べ約5割増しに
マーケットリサーチを手掛けるInternational Data Corporation(IDC)によると、Pixelの2019年における出荷台数は720万台となっており、前年の470万台と比べて実に52%の増加となっています。
なおSamsungやHuaweiなど、他メーカーの2019年における出荷台数は以下の通りです。
- Samsung:2億9690万台(前年比+1.7%)
- Huawei:2億3870万台(+16.3%)
- Apple:1億9560万台(-5%)
- Xiaomi:1億2470万台(+4.7%)
- OPPO:1億2000万台(+0.8%)
- Vivo:1億1370万台(+11%)
- Realme:2580万台(前年データなし)(Source:Counterpoint)
こうしてみると、前年比52%の増加というのは比較的大きい数字ということが分かります。
しかし、台数においては圧倒的な差があり、現状Googleはこういったランキングにおいて「その他」に分類されるため、ランキングにその名を載せるためにはさらに2000万台の年間出荷台数が必要となるでしょう。
日本市場も出荷台数に貢献
IDCは今回のPixelの成長について、特にアメリカ、西ヨーロッパ、日本での業績が良かったとしており、日本市場でもPixelが好調であったことが窺えます。昨年冬季、表参道でのGoogleによるイルミネーションや、Pixel 4の大きな看板広告を出すなどした効果があったということでしょうか。
また、Googleは2019年において、Pixel 4シリーズの他Pixel 3aシリーズも発売しています。これについて海外メディアphoneArenaは、Google自身がPixel 3がPixel 2より人気がなかったと言っていること、そしてPixel 4の評価があまり良くなかったことを考えるとPixel 3aが今回の成長の鍵となったのではないか、と推測しています。
今年も出荷台数増加は難しいか
Counterpointによると、2020年第一四半期の全体の出荷台数は前年比で13%減少となっており、2014年以降3億台を切るのは初とのこと。
第一四半期は1月~3月、まだこの頃はコロナウイルスの影響は今ほどではありませんでした。しかし、猛威を振るい始めた第二四半期(4月~6月)の出荷台数は、さらに減少することと思われます。
世界的に見てコロナウイルスが終息したとは言えず、これからも影響が続くことを考えると、今年のスマホ市場全体としての出荷台数、そしてPixelの出荷台数も、昨年と比べ減少は避けられないでしょう。
また、もともと今年5月のGoogle I/Oで発表されると予想されていたGoogle Pixel 4aの発表が大幅にずれ込んでいます。直近では、10月までずれこむという観測も出ています。
https://twitter.com/jon_prosser/status/1271856685943009281?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1271856685943009281&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.gsmarena.com%2Fgoogle_pixel_4a_delayed_further_barely_blue_color_reportedly_gone-news-43779.php
独自Soc開発の噂もあり、2021年以降を見据えているのかもしれませんね。
Source:phoneArena, Twitter
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