OnePlus 7T/7T ProをリリースしたばかりのOnePlus。そもそもなんで2モデル展開なの?
OnePlusは新機種投入から間もないにも関わらず、すでにOneplus 8 Proのレンダリング画像もリークされるなど、早いペースで開発を行っています。中国メーカーが群雄割拠する現在のスマホ市場ですが、その中でもOnePlusは少々変わった存在です。
多くのメーカーが判別するのも難しいほど多数の機種を手がけるなか、OnePlusはOneplus 6Tまでは1モデル、それ以降は無印 / Proという2モデルのみ、という戦略を取っています。これまで、モデル数を絞って売るメーカーといえばAppleでしたが、現在は6種類ものiPhoneが公式HPに載っています。
OnePlusといえば低価格で高スペックが売りで「フラッグシップキラー」と呼ばれてきました。しかし「Pro」モデルが登場してからというもの価格もスペックもフラッグシップと変わらない、と批判の声も上がるように。
OnePlusのCEOを務めるピートラウ氏は、インドの英字新聞Times of Indiaのインタビューで2モデル展開の理由について答えています。
「Proモデルは現時点で最高のスペックを体験してもらうために。無印モデルはより多くのユーザーに手に取りやすい価格で販売している。今後も2モデル展開は続けていくつもりだ。」
とのこと。
格差大国とも言われるインドでは、スマートフォンを手にしているのは人口の4分の1。平均年収はエリートであっても初任給は100,000~90,000ルピーと、約15万円ほど。OnePlus7Tの37,999ルピーであっても約5万8000円ですから、中間層がギリギリ買える価格設定です。
現在、OnePlusはインド市場のプレミアムスマホ市場の42%を獲得し、Appleやサムスンを圧倒しています。
ここで気になるのはiPhone 11の値下げ。iPhone 11は定価58,999ルピー(約9万1000円)で、Oneplus 7T Proと比べて5000ルピー高いだけ。絶妙な価格設定によって、Appleはインドで復調しつつあります。
Oneplusがインドで覇権を握り続けるには、「Pro」シリーズが如何にiPhoneと渡り合っていくかにかかっていそうです。
Source: timesofindia.indiatimes.com
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