CES2020でOneplusが発表したコンセプトモデル「Oneplus Concept One」。6周年を迎えたOneplusが発表したのは、オレンジのレザーに身を包んだMcLarenとのコラボレーションモデルでした。
ザ・フラッグシップ
メインカメラは48MP、8MPの望遠レンズ、16MPの超広角レンズ、レーザーオートフォーカスという組み合わせ。
その他スペックは、
- RAM/ROM 12GB/256GB
- Soc Snapdragon 855+
- OS Android 10
というザ・フラッグシップ仕様になっています。
デザイン
トップからボトムにかけてレザーが切り開かれるように黒のラインが入っており、そこにクアッドカメラが配置されています。
多くのスマートフォンのカメラが高解像度化し、「カメラバンプ」というカメラモジュールの出っ張りも当たり前のものになりました。そんな中で、Oneplus Concept Oneのカメラレンズが完全にフラットなのはなんとも新鮮です。
しかし、これまでもMcLaren社とのコラボレーションモデルを手掛けてきたOnePlusとはいえ、コンセプトモデルが企業コラボというのはいかがでしょうか。「可变的设计可变的未来(変えられるデザイン 変えられる未来)」という発表前のコピーとは、少々イメージが違いますよね。
エレクトロクロミック・ガラスでレンズが消える
Oneplus Concept Oneのレンズを覆うカバーガラスには「エレクトロクロミック・ガラス」が使われています。これは電圧を加えることによって屈折率を変化させることができるガラスで、透明度が高い平常時から車のスモークガラスのように透明度を下げることができます。
画像のように、本体からの操作によって約0.7秒という速さでレンズを隠すことができます。
「エレクトロクロミック・ガラス」は極薄のガラスを5層重ねて作られており、ただレンズを隠すだけでなくNDフィルター(レンズへ入る光量を減らすフィルター)としての役割もあるとか。スマホカメラに外付けのフィルターを装着するのではなくカバーガラスがその役割を果たすというのは画期的です。
消えるレンズは印象的だが…
エレクトロクロミック・ガラスによる透過度を変化させるギミックは新鮮ですが、Oneplus Concept Oneはそのほかに目新しい個性や特徴を持っていません。発表前は「Oneplusからも折りたたみスマホが出るか」という期待もあっただけに、出オチ感が否めません。
Oneplus Concept Oneが新しい技術を搭載した魅力的な機種であるのには間違いありませんが、期待値を上げ過ぎてしまったのかもしれません。また、一般発売などのアナウンスはないことから、本当の意味で「コンセプトモデル」だったと言えるでしょう。
Source: Oneplus(Twitter)
実用的だしカメラに応用効くんだったらそこらの折りたたみより良いと思うけど派手じゃない。