総務省が「マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載等に関する検討会」を11月10日に開催すると発表しました。
検討会では
- マイナンバーカードの機能(公的個人認証サービス)をスマートフォンへ搭載する方策
- 公的個人認証サービスと紐付けられた民間事業者が発行する電子証明書の利活用
について検討が行われます。(参考:総務省HP)
「マイナンバーカード+健康保険証+運転免許証」×「スマホ」に?
マイナンバーカードには、
- 署名用電子証明書
- 利用者証明電子証明書
という2種類の電子証明書が格納されています。これらは、電子申請サイト「マイナポータル」へのログインや、オンライン申請時などの本人確認に使用できます。
現在、「マイナポータル」へのログインやオンライン申請を行う際には、その都度マイナンバーカードをスマホで読み込む必要があります。検討会では、スマホにマイナンバーカードを登録することで、2回目以降はスマホのみでログインなどが行える仕組みを目指して議論を進めていく模様です。手続きのたびにマイナンバーカードを読み込む必要がなくなるということで利便性の向上が期待できます。
また、現在この「マイナポータル」ではマイナンバーカードの健康保険証としての利用申請が可能です。将来的に、運転免許証のマイナンバーカードでの利用申請も可能になると言われています。政府・総務省は、「マイナンバーカード+健康保険証+運転免許証」機能をスマホに搭載させることを目指しているのでしょう。本人確認が必要な様々な手続き(SIM申込みを含む。)が、電子的に即時に完了する世の中になるかもしれませんね。
マイナンバーカードの普及につながるか
キャッシュレス決済で購入額の25%(最大5,000円)がポイント付与されるマイナポイント事業が9月1日より始まっています。マイナンバーカードの普及率は徐々に増加しているものの、未だ全体の2割程度で留まっているという現状です。(参考:マイナンバーカードの市区町村別交付枚数について)
政府は令和4年度末までに、マイナンバーカードがほぼ全ての国民に普及するよう目標を掲げていますが、普及は進むのでしょうか。
https://telektlist.com/mynumbercard-point-compare/
お年寄りは?