バルセロナで開催されているMWC2023にて、モトローラとBullittがMotorola Defy 2を正式発表しました。双方向衛星通信に対応するタフネススマホで、2023年第2四半期にもリリースされる予定です。
衛星通信に対応したスマホはiPhone 14シリーズ等が出ていますが、SOS通信などに用途が限られています。Motorola Defy 2の衛星通信はより広範な用途に使えます。
併せて、その他のスマホでも双方向衛星通信が可能になるデバイス、Motorola Defy Satellite Linkも披露されました。
目次
Motorola Defy 2のスペック概要
Motorola Defy 2のスペック概要は以下の通りです。
SoC | Dimensity 930 |
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ディスプレイ | 6.6インチ, FHD+, Gorilla Glass Victus, 120Hz |
RAM/ROM | 6GB/128GB |
リアカメラ | 50MP(メイン)+8MP(超広角)+2MP(マクロ) |
フロントカメラ | 8MP |
OS | Android 12(2回のアップデート保証) |
サイズ・重量 | 171 x 80 x 11.9 mm, 232 g |
バッテリー | 5,000mAh, 15W急速充電, ワイヤレス充電 |
その他 | 双方向衛星通信に対応、背面指紋認証、IP68防水防塵、MIL-STD-810H準拠 |
Dimensity 930と6GB RAM、128GB ROMを備えるミッドレンジモデルです。バッテリーは5,000mAhで、15Wの急速充電とワイヤレス充電に対応します。
OSはAndroid 12がプリインストールされていますが、2回のメジャーアップデートに対応するようです。
IP68の防水・防塵性能に加えて、米国国防省のMIL-STD-810H規格に準拠しています。抗菌コーティングが施されているほか、石鹸で本体を丸洗いすることも可能です。
Bullittの双方向衛星通信に対応
Motorola Defy 2はBullittがMediaTekなどと共同で開発した双方向衛星通信に対応します。専用アプリ、Bullitt Satellite Messengerを使って最大140バイトまでのメッセージが送信可能です。
他ユーザーはSMSでメッセージを受け取れるほか、無料の専用アプリを使って返信できます。
双方向衛星通信の基本プランは月額4.99ユーロ(約717円)で、毎月30通のメッセージを送信できます。また、購入から12ヶ月間は無料でSOSアシストサービスが利用可能です。
衛星通信サービスはまず2023年第1四半期に欧州と北米でスタートし、2023年中ごろまでにオーストラリア、ニュージーランド、アフリカ、中南米に拡大されます。年末にはその他の地域もカバーされる予定です。
価格は599ドル(約8.1万円)から
Motorola Defy 2は2023年第2四半期より、北米、中南米、カナダで発売されます。価格は12ヶ月のSOSアシスト込みで599ドル(約8.1万円)からです。
現時点では、日本国内で発売される予定はありません。
Motorola Defy Satellite Linkの概要
Motorola Defy 2と同時に、Motorola Defy Satellite Linkも発表されました。Bluetoothでスマホと接続することで、Motorola Defy 2以外の機種でも双方向衛星通信が利用できるようになるポータブルデバイスです。
70×50×11mmの小型ボディに600mAhのバッテリーを内蔵、重量はわずか70gしかありません。IP68の防水・防塵に対応するほか、MIL-STD-810H規格に準拠しています。
Motorola Defy Satellite Linkは2023年4月に販売開始予定です。
本体価格は99ドル(約1.3万円)/119ユーロ(約1.7万円)、双方向衛星通信のエッセンシャルプラン(月30通のメッセージ送信+SOSアシスト)とのセットは149ドル(約2万円)/169ユーロ(約2.4万円)からとなっています。
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