Suicaやクレジットカード情報を端末内に保存することで、カードの情報入力を省略して指紋認証や顔認証で支払いできる、便利なApple PayとGoogle Payですが、イギリスで公共料金(水道料金や電気料金)の支払いが可能になったようです。
公共料金以外に医療・出入国関連サービスも
イギリス政府公式ウェブサイト「gov.uk」ではApple PayとGoogle Payを使用した4つのサービスが使用可能になると記載されています。今年中には地方自治体、警察、NHS(イギリスの国営医療サービス事業)にも対応する予定です。
また、今後はグローバル入場サービスという英国市民が米国に迅速に入国できるようになるサービスや、DBS、電子ビザ免除サービスにもApple PayとGoogle Payが対応する予定とのこと。
利便性が増すだけではなく、詐欺も減る
gov.uk payの主任プロダクトマネージャー Till Wirth氏は、「人々がApple PayおよびGoogle Payを通じて政府サービスの支払いを行えるようにすることで、支払い時にクレジットカード情報やデビットカード情報を入力する必要がなくなります。これにより、gov.ukの利便性とセキュリティが向上し、ユーザーに革新的な体験をもたらす事ができるでしょう。」と述べています。
同政府公式サイトは2016年にオンラインPayのプラットフォームを立ち上げ、それ以来クレジットカードやデビッドカードを使用した290万件以上の支払いが行われています。
実施担当大臣のOliver Diwden氏は「このオンラインPayサービスは私達政府が賢く働いている一例です。今回のオプション追加よって人々の手間が減ると同時に、詐欺も起こりにくくなるでしょう。」と述べています。
日本ではいつ実現するのか
日本でもSuicaをスマートフォンに内蔵し使用している人、電子マネーを利用する人は年々増えています。機能不全のマイナンバー制度、逆に面倒な電子確定申告など電子化がいまいち空回りしている日本ですが、イギリスのように政府サービスの支払いがスマホで行えるようになる日は来るのでしょうか。
Source:itv.com
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