先週、Appleのデザインチーム最高責任者のジョニー・アイブ氏が年内にAppleを退社する事を公式発表しました。ジョニー氏は20年以上もAppleに勤め、数々の優れた製品を発表してきました。今回はその功績を偲びつつ、同氏の代表作15選を紹介します。
目次
iMac G3(1998年)
現在発売されているiMacの原点がこのiMac G3です。当時薄い灰色のような色のパソコンばかりだった中、カラフルなiMac G3はとてもカワイイと話題になりました。
iBook G3(1999年)
1999年にiMac to go(持ち運べるiMac)というコンセプトをもとに発表されたのがiBook G3です。他社製ノートパソコンがバッテリー容量を犠牲にし軽量化を進めていた中、iBook G3は大容量バッテリーを搭載していました。そのため3Kgとあまり持ち運びには向いていない重さでした。
Power Mac G4 Cube(2000年)
Power Mac G4 Cubeは現在のMac miniの原点とも言えるPCです。本体下部が透明なポリカーボネートで作られておりシルバーの本体が浮いているように見えます。排熱問題もありましたが当時大きな注目を浴びました。
G4 Cube Speakers(2000年)
PCとUSBを通して接続するタイプのスピーカーで板チョコのようなアンプが入っています。当時のAppleの新製品発表会ではG4 Cube Speakersが小型のスピーカーが流しているとは思えない見事な音を披露しました。昔からAppleの音へのこだわりがあったことがよく感じられる一品です。
Apple iSub Speakers(2000年)
米ハーマン・インターナショナル社が発売したiMac専用のサブウーファー(低音域の再現力を高めるもの)です。クラゲのような形をしたiSub Speakersは本体が透明と言うこともありiMacの相棒として大人気となりました。
iPod(2001年)
当時約4万円で発売された初代iPodです。発売直後はあまり浸透していませんでした。その後第2世代のiPodがWindowsに対応したことをきっかけに大ヒットし、ウォークマンからユーザーを奪ったAppleの代表作です。
iMac G4(2002年)
故スティーブ・ジョブズ氏がSunflower(ひまわり)と表現した事で有名なiMacG4は今までのボックス型のiMacから現在のiMacに大きく近づいた製品です。半球型の本体から伸びる稼働アームは伸ばしたり曲げたりすることが出来ました。
Apple iBook G4(2003年)
iBook G4は12インチモデルが12万4800円と当時のノートパソコンの中でかなり安い分類に入るものでした。低価格なのに流石Apple!!と言いたくなるような美しいデザインと高性能なCPUが魅力的でした。(現在でも修理を重ねて使用しているユーザーもいるとか)
iMac G5(2004年)
iMac G4から完全に現代のiMacの形へと進化したのがiMac G5です。本体が液晶一体型となり、かなり薄くなりました。また、今では当たり前のBluetoothがオプションで追加する機能でした。
iPod mini(2004年)
iPod miniはこれまでのオリジナルのiPod(白いデザイン)より一回り小さく、カラフルな本体カラーでアメリカの学生を中心に最も売れたiPodとなりました。現在でも元々4GB/6GBしかないストレージを64GBや128GBに改造して使用しているユーザーもいるようです。
iPhone(2007年)
Appleと言えばiPhoneを思い浮かべる人が殆どでしょう。iPhoneは当時ガラケーばかりだった携帯電話業界を一瞬で変えてしまいました。この頃からAppleを知った人も多いのではないでしょうか。
iPad(2010年)
iPadはAppleの製造しているデザイン、性能的共に最強のタブレットです。2019年6月時点で売れているタブレットランキング10機種中7つがiPadと現在もその人気は揺るぎません。
iOS7(2013年)
iOS7ではデザインがフラット化し、以前のiOSと見た目が大きく変わりました。iOS7で新登場したコントロールセンターは現在のApple製品にも引き継がれている便利な機能です。
Apple Watch(2014年)
2014年に発表され、2015年に発売されたApple WatchはiPadと同じく市場をほぼ独占しているAppleの主力製品です。故スティーブ・ジョブズ氏が亡くなってからCEOに就任したティム・クック氏が初めて出した新カテゴリーの製品でもあります。
Apple Park(2017年)
こちらは製品ではありませんが、Apple Parkもジョニー・アイブ氏がデザインを主導しました。現在のApple本社の役割も担う巨大なガラス張りの建物です。
フィットネスセンターや研究施設、ビジネスセンター、3000席もあるカフェ、Apple Storeなど、Appleマニアが一度は行きたい聖地のような場所になっています。電力は全て再生可能エネルギーを使用しており、環境保護にも積極的に取り組んでいます。
まとめ
ジョニー・アイブ氏がいなければ今のAppleはなかったと言っても過言ではないでしょう。同氏はAppleを退社後、自身で会社を設立しこれからもAppleと取引していくことを宣言しています。同氏がAppleから退社しても残ったデザインチームのメンバーが技術や知識を引き継いで良い製品を作り続けてくれることを期待します。
知っている製品・持っている製品は何個ありましたか?コメント欄にて是非教えてください!
Source:m.zol.com
iOS7でなんでフラットデザインやねんて声が聞かれるようになった記憶