iPhone 11が売り上げ好調を受け、800万台増産されることに。
まだ発売からひと月が経っていないiPhone 11ですが、すでにAppleはサプライヤーに増産を支持。全体の出荷量が8000万台とされているので、800万台は10%にあたります。これはGoogleが手がけるpixelシリーズの今年の出荷台数とほぼ同じで、好調具合が伺えます。
ブランドイメージの保護のためか、Appleはこれまで増産に対して慎重であると言われてきました。しかしiPhone 11に関しては「これはいける」と確信したのか強気な姿勢です。
CEOのクック氏は、新興市場での伸び悩みは価格が原因ではないかと推測。昨年発売のiPhone XRよりも低価格でリリースされたことが1番のヒット要因と考えられます。
価格だけでなく、カメラスペックや上位モデルたちと変わらないプロセッサやメモリ容量も魅力となっていますね。
今回の増産を背景にAppleの関連株は上昇し、部品を手がけている日本メーカー、ミネベアミツミやジャパンディスプレイは、約2~3%の上昇が確認されています。
使用される部品に日本製品が含まれているものの、iPhoneの生産そのものは依然として中国で行われています。現在は米中の関税戦争が比較的落ち着いており、アメリカが行うとされている電子輸入品への関税引き上げも延期されました。
Appleとしては雲行きが怪しくならないうちに増産を行い、在庫を確保したいのではないでしょうか。これまで苦戦してきたインド市場でも好意的に受け止められているiPhone 11。2020年には廉価版iPhoneのリリースも噂されています。Appleは今後どのような動きを見せるのでしょうか。
Source: asia.nikkei.com
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