今年9月にAppleより発表され、全世界の注目を集めたiPhone 11シリーズ。
今回、TechInsightsとの協力調査によって、iPhone 11 Pro Maxの原価が明らかになったというニュースが、米国NBCによって報じられました。
下記の動画にて結果が紹介されていますが、同モデルの原価(部品コストの総合計)は490.5ドル(約53,000円)となっています。
気になる原価の内訳
気になる原価の内訳も、同時に明らかになりました。
・ディスプレイ:66.5ドル(約7,000円)
6.5インチの大型有機ELディスプレイ(おそらくサムスン製)の原価は66.5ドル。
iPhone 11 Pro Maxのディスプレイ破損修理の公式価格は、現在35,800円(AppleCare+未加入の場合)。手間賃などもあるとは言え、原価と比較してしまうと、どうしても高く映ってしまいます。
・バッテリー:10.5ドル(約1,000円)
容量が約4000mAhの大容量バッテリーもサムスン製。原価は10.5ドルとなっています。
・カメラモジュール:73.5ドル(約8,000円)
トリプルカメラを搭載し、その形状が良くも悪くも話題を呼んだカメラモジュール。原価は73.5ドルです。
・プロセッサやモデム等:計159ドル(約17,000円)
新型のApple A13 Bionicを搭載し、処理性能の向上を実現。そのプロセッサやモデム、そしてそれらの部品を収容する回路基板の原価は、合計して159ドルという結果になっています。
・その他センサ等(すべての部品):計181ドル(約20,000円)
上記以外に必要な部品(センサー類や部品結合ワイヤーなど)の原価が、トータルで181ドルとなりました。
これらの数字を足すと、総原価として490.5ドル(約53,000円)が導き出されます。
写真はiFixitより
数字だけで判断すると、売価1,100ドル(約120,000円)のiPhone Pro Max 11は暴利を貪っているように見えるかもしれませんが、あくまでもこれは部品のコストだけということに注意が必要です。
今回算出された原価の中に、製造組み立てや流通コスト、ソフトウェアやマーケティング費などは含まれていません。
AppleのiPhoneシリーズが持つ強力なブランド価値は、原価以外の「プライスレス」な部分によって支えられていると言えそうです。
Source: NBC
iPhoneは販売台数では他社に負けはしても、利幅がえげつないので収益率はすごい
3~4年ほど前だったか、中国での組み立て人件費を含めても300ドル弱だと聞いたことがあった
やはりブランド力、ネームバリューのおかげで成り立ってますね
そもそもiOSを自社独占で使用してるのも強み
SONYやシャープももっとブランド志向で開発してもええと思うんやが…もう遅いか