新型EMUI 9(Android 9 Pie)を搭載するHuawei P30 Proは、パフォーマンス性能よりも省電力性能に重点を置いているようです。
Huawei P30 Proの発売以来、中国Weibo上で一部のユーザーがHuawei P30 ProのAntutuスコアが238,000点で、予想以上に低いと落胆のコメントをしています。それに対し、Antutuの公式アカウントがその理由を説明するため、投稿内でのようにコメントしました。
新型EMUI 9(Android 9 Pie)ではスマートフォン本体のパフォーマンス性能よりも、省電力性能(=バッテリー駆動時間)を上げることを優先している。
また、Huaweiは設定画面からパフォーマンスモードをオン(238,000点はオフの状態)にすることで、今回とは違った高いスコアになるということも指摘しています。通常、Huawei P30 Proではデフォルトの設定ではこの設定がオフになっています。
HuaweiのMate 20 Proの場合、パフォーマンスモードをオンにした時とオフの時ではAntutuスコアに約2-3万点の差が出ると言われています。高いチップセット性能を活かしたいシーンではパフォーマンスモードを有効活用するのが良いでしょう。
238,000点というAntutuスコアは最新のSnapdragon 855を搭載している他社のフラッグシップスマートフォンと比べるとかなり低めです。Snapdragon 845にも及びません。パフォーマンスモードをONにすると30万点前後になるようです。
2019年3月にAntutuが公式に発表したスマートフォンのスコアランキングでは、Xiaomi Mi 9 が371,423点で一位となっていました。発表時期は近い機種ですが、10万点以上の差がついているのには高いお金を払ったユーザーにとってガッカリなことかもしれません。
2018年発売のGalaxy S9+(Exynos版)はAntutuスコアが249,005点、Mi 9の先代モデルであるXiaomiのMi 8ではAntutuスコアが291,329点という結果になっています。
高いAntutuスコアを期待しているコアなユーザーにとっては残念なニュースだったかもしれませんが、Antutuなどのベンチマークスコアが高いからといって人気・良いスマホというわけでもありません。あくまでHuaweiのチューニングの問題ですから、Antutu公式アカウントが説明している内容には納得です。
Source:Gizmochina
まぁ元々kirinはSnapdragonやAppleのAシリーズ、Exynosと比べると、
同じプロセスルールでも常に処理性能が低かったからな