Honorが2019年第1四半期の中国市場でのオンライン販売でXiaomiを上回っていたことが分かりました。
調査会社Counterpointによると、Honorは親ブランドであるHuaweiのシェアも上回っています。
Honorがトップ、次点でXiaomi
中国のオンライン販売における市場シェア2019/Q1
上の表は第一四半期の中国のオンラインチャネルにおける市場シェア(販売台数)を表しています。
当初はオンライン販売に特化したHonorブランド、オフライン販売を中心に据えたHuaweiブランドとセグメント分けをしていたファーウェイですが、現在両者の境界は曖昧になっており、Huaweiブランドのスマホは直近でオンライン販売シェアを増加させているようです。
また、Xiaomiは2位に甘んじているものの、コストパフォーマンスに優れたRedmiブランドが本格的に立ち上がって来ており、見通しは悪くないとのこと。Redmi Note 7に続いてRedmi K20 / K20 Proもヒットしています。
特徴的な点として、中国市場で不調が続くAppleがオンライン販売シェアでは4位につけていることが挙げられます。
実店舗での販売から成長したOppoやvivoはオンライン販売にも力を入れ始めているものの、公式ショップが強いAppleの後塵を未だに拝しているようです。
総じて、トップ6社が販売台数の84%を占めており、寡占化の傾向は強まっているようです。
販売チャネルも寡占傾向
CounterPointは前述した調査の他に、中国のECプラットフォームのスマホ販売に占めるシェアも公開しています。
tencent傘下のJD.comやアリババ傘下のTMALL.comがシェア7割以上を締めていることが分かります。
一方で、「Others」に含まれる新興ECプラットフォームの「Pinduoduo」や「Vipshop」のユーザーも増加しつつあり、上位層プラットフォームのシェアは漸減しているとのこと。
CounterPointのJames Yan氏によると、これらの新興プラットフォームのアプリは膨大な顧客ベースを抱えており、スマホメーカーにとって無視できない存在になりつつあるとのこと。
柔軟な売り方もメーカーにとって魅力的です。例えば、vivoのサブブランド「iQOO」はVipshop上でダニエル・ウェリントンのブレスレットとセットで販売されています。
中国のスマートフォン市場自体は飽和を迎え、2018年後半から販売台数は減少の一途を辿っています。オンライン経由の販売台数は全販売台数の1/4に過ぎませんが、販売コストが低いオンライン上のスマホシェアはメーカーにとってますます重要になりそうです。
Source:CounterPoint
Huawei圧倒的だな
Xiaomiは安いとはいえあのでかい広告が広く受け入れられるとは思えない
ミドルスペックならHuaweiと価格的にも大差ないし
Kindleみたいに広告無しバージョンも売ったらどうだろうか