HUAWEIは先日、Huawei FreeBuds 3iをイギリスなどの一部地域で発表しました。
価格はキャンペーン期間中に限り89.99ポンド(約1万2千円)です。Huawei FreeBuds 3の廉価モデルという位置付けで、セラミックホワイトが5/20から、セラミックブラックから6月から発売される予定です。
スペックを見ると、数か月前に発表されていたHonor Magic Earbudsとほぼ同じです。Honor Magic Earbudsは129ユーロ(約1万5千円)という価格設定でしたので、リブランドして値下げしたようです。
リーズナブルなのにノイズキャンセリング搭載
Freebuds 3iの簡単なスペックはこちら。カッコ内にFreebuds 3との違いを記載しています。
- 再生時間:ケース無しで3.5時間(30分の減少)
- ケースありで14.5時間(3.5時間の減少)
- 10mmダイナミックドライバーを搭載(Freebuds 3は14.2mm)
- Bluetooth 5.0を搭載(FreeBuds 3は5.1)
- 防水には非対応
- タッチしてコントロール
- ノイズキャンセリングを搭載
- Kirin A1チップは非搭載
特筆すべきは1万2千円という低価格にも関わらず、ノイズキャンセリングを搭載していることでしょう。多くのノイズキャンセリング付きワイヤレスイヤホンが2万円代後半なのを踏まえると、かなり魅力的な価格設定と言えます。
また、公式ページには記載されていませんが、techraderのレビューによると、耳から外したことを検知して再生を一時停止する機能の存在も明らかになっています。
気になるのはFreeBuds 3と比較した際の力不足感でしょう。ダイナミックドライバーは14.2mmから10mmに小型化、Kirin A1チップも非搭載、充電ケースはワイヤレス充電が非対応になっています。また、バッテリーの持ちもやや減少しているため注意が必要です。
ノイズキャンセリング性能には疑問符も
今のところ、HUAWEi FreeBuds 3iもしくはHonor Magic Earbudsのユーザレビューはまだほとんど出ていません。ただ、気になる点としてノイズキャンセリングの性能が挙げられます。
Android Authorityは、Freebuds 3iのノイズキャンセリング性能について「"平均24db以上のノイズキャンセリング効果"と謳われているが、言い換えるとノイズキャンセリング性能は高価格帯のイヤホンに及んでいない」と報じています。また、techraderはノイズキャンセリングの性能について効果が少ないとレビューしています。
ノイズキャンセリング機能を重視される場合は、もう少しユーザレビューが出てきてから判断したほうが良いかもしれませんね。
ライバルはAmazonのEcho Buds?
ライバルとしては、AmazonのEcho Buds(日本未発売)が挙げられるでしょう。こちらも低価格(約1万4千円)でノイズキャンセリング付きです。
ノイズキャンセリング=ハイエンドイヤホンという構図が打ち破られる日が来ることを期待したいですね。
Source:HUAWEI
echo budsってそんなに高くなかった気がします…