Samsungが先日、中国にてGalaxy A8sを発表しました。
中国のXiaomiやHuaweiがコストパフォーマンスに優れた端末を販売し、Samsungのミッドレンジスマートフォンの売上が下落基調になっています。ミッドレンジスマートフォン市場で非常に苦戦しているSamsungですが、今回発表のGalaxy A8sは中国メーカーへの対抗馬になるでしょう。A7やA9などを始めとする他のミッドレンジモデルの強化も期待できます。
この記事ではSamsungが今月11日に発表したGalaxy A8sに関する最新情報をお届けします。
業界の動向に遂に反応したSamsung
Appleが発売したiPhoneXは、その特徴的なノッチが業界に大きな影響を与えました。その発売後から、Huaweiをはじめ多くのメーカーがノッチ付きの大画面スクリーンを売りにする傾向が生まれました。今ではノッチブームに乗らないメーカーの方が珍しいほどにまでなりました。日本の大手メーカーではPanasonicはノッチつきスクリーンの採用をしたものの、SONYや富士通は独自のデザインを貫いています。
SamusungもSONYと同じく独自路線で勝負する傾向が強かったですが、遂に他社と足並みを揃える時が来た様です。ただ、それはノッチブームを見送り、''ノッチレスブームで先陣を切った''と言った方が正しいでしょう。
HuaweiのHonor V20がノッチレスで話題になりましたが、新たに発表されたA8sはInfinity-Oディスプレイが採用されます。
Infinity-Oディスプレイを初採用したのは、フラグッシップのSシリーズではなく、Aシリーズからとなりました。以前から噂されてきた新技術が正式発表された今、後に発表されるGalaxy S10にも同様のディスプレイが採用される可能性は非常に高いと言えます。
A8sはイヤホンジャック非搭載
端末薄型化のためイヤホンジャックを排除したメーカー、スマートフォンも増えつつある昨今ですが、Samusungも遂にイヤホンジャックを廃止しました。
A8sは同社初のイヤホンジャック非搭載端末となります。
ファッションブランドとのコラボが物議を醸す
SamsungはGalaxy A8sの発表と同時に、ファッションブランドであるSupremeとのコラボを発表しました。現在このコラボに関してインターネット上で一部批判の声が上がっています。
発表後で問題となったのは、Samsungの主張するSupremeとはイタリアに本社を構えるいわば偽の''Supreme Italia''だったということです。Samsungとコラボが決まったSupreme Italiaは、イタリアに本社を置く国内ではコピーブランドとして合法的に認めれているといいます。
Supremeの商標について抜け穴があったために、Supremeというブランドネームを社名に使えてしまった経緯があります。過去に米国のSupremeと裁判沙汰になっていますが、コピーブランドを取り締まることはできず、今回のサムスンコラボ問題も起きてしまいました。
日本での発売
現時点では日本での発売は報じられていません。中国では、プレオーダーがすでに開始されており、発売は今月21日となっています。
Source: 9to5Google , GSMArena, 公式サイト
本家Supremeが商標面でも中国に進出していない隙をついて
伊Supremeと合法的に中国限定キャンペーンを展開、という
世界的企業とは思えない凄い攻めを見せた機種ですね。
さすがにヤバいと思ったのかコラボ見直し「検討」みたいですが。
スペックは良いので値段次第で人気が出そうですが
初っ端で変なアヤつけちゃいましたね