Dimensity 9300を搭載したvivo X100をストレステストにかけたところ、約2分で「CPUスロットリング」が発生し、パフォーマンスが46%低下したとの結果が出ました。つまり、ストレステストを初めて2分でCPUの温度が上昇しすぎたため、自動的にクロック周波数を下げたということになります。
Mediatek Dimensity 9300 #VivoX100Pro pic.twitter.com/Zi3k4Wmeib
— Sahil Karoul (@KaroulSahil) November 23, 2023
Dimensity 9300の特殊なアーキテクチャが影響か
Dimensity 9300はエフィシェンシー・コア(例えばCortex-A520)を搭載しない特殊なアーキテクチャとなっています:
- Cortex-X4 @ 3.25GHz 1個
- Cortex-X4 @ 2.85GHz 3個 + Cortex-A720 @ 2.0GHz 4個
- Immortalis G720
- LPDDR5T RAM対応
結果として各種ベンチマークスコアではライバルのSnapdragon 8 Gen 3を上回りました。
処理性能は高い一方、Dimensity 9300は発熱効率では課題があるチップセットとなっているようです。Dimensity 9300の性能を最大限に活かすためには、ゲーミングフォンに搭載されるような本格的な冷却・排熱機能が必要なのかもしれません。
今後、Dimensity 9300の処理性能を最大限に活かせる冷却・排熱機能を備えたスマホが登場することを期待しましょう。
Source: X(Twitter), via: wccftech
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