総務省の電波利用ホームページ上の情報によりますと、富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)製の「FMP179R」というモデルが認証されました。
新たに認証されたこのモデルは楽天モバイル向けのarrows 5Gとして登場すると予想されています。
「FMP179R」が楽天モバイル版だと思われる理由
モバイルネットワークとして、4GはBand 3, Band 18, Band 26に、そして5Gとしてn77, n257に対応します。
n77はSub-6、n257はミリ波です。どちらも日本国内のすべてのキャリアで使われる周波数帯です。
富士通製のスマートフォンでミリ波に対応しているスマートフォンといえば、docomoから登場予定のarrows 5Gが思い浮かびますね。
一方で、3大キャリア共通で利用している周波数帯であるBand 1に対応していません。大手キャリア版であればBand 1を搭載しない理由はまったくないため、このモデルは楽天モバイル版のarrows 5Gなのではないかと思われます。
楽天モバイルはBand 3のみ、そしてパートナーであるauのローミングはBand 18とBand 26を利用します。これらの情報より、「FMP179R」はarrows 5Gの楽天モバイル版であると考えるのが妥当でしょう。
楽天モバイルのスマホはBand 1を採用しなくなる?
先日、楽天モバイルのRakuten MiniのBand 1が勝手に削除されたことが話題になりましたね。
今回の総務省の資料から読み解くに、今後楽天モバイルから登場するスマートフォンはBand 1が非搭載となる可能性が高いのかもしれません。もしそうであれば今後の楽天モバイルのスマートフォンの価値はかなり低くなりそうです。
Source : 総務省電波利用ホームページ
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