先月にAppleから発表がされ、日本でも大きく話題となったiPhone 14シリーズ。その製造コ%ストですが、iPhone 13シリーズに比べて20%程度上昇があったことが報じられています。
国別の調達先では韓国と日本への依存度が低下
iPhone 14 Pro Maxの原価についてのリサーチ結果がNikkei Asiaによって公開されています。同ソースによってまとめられているのは上の図であり、iPhone 14 Pro MaxおよびiPhone 13 Pro Maxの原価についてが分かるものとなっています。
このデータに基づくと韓国や日本への依存度が減り、アメリカ国内での部品調達比率が上がっています。これは、日本円や韓国ウォンの通貨価値下落が影響している可能性があります。一方、中国依存から脱出する動きが順調に進んでいることが分かります。
製造コストは20%上昇とのレポート
Nikkei AsiaによるとiPhone 14シリーズの製造コストは20%近く上昇しているとのことです。結果、Pro Maxの最低構成モデルの原価率が5%以上上昇したようです(それでも原価率は50%以下にとどまっているようです。)
A16 Bionicチップのコストは$110で、A15 Bionicの2.4倍になったようです(A16 BionicはiPhone 14シリーズではProモデル以上で採用されました。)また、カメラ部品ではSonyのCMOSセンサーが50%近く価格上昇しており、原価は15ドルに及ぶといいます。
同シリーズからは圏外となる場所からも衛星通信ができる緊急SOSという新機能が追加されていますが、そのための部品は存在しないためにコストへ直接的には影響していないとのことです。
iPhone 13シリーズに対して進化が少ないと言われているiPhone 14シリーズですが、Appleは製造原価の上昇する中で販売価格を抑える努力をしていたようですね。iPhone 14シリーズは日本価格は円安の影響で上昇しましたが、ドルベースの価格は基本的に据え置きとなっています。
Source: Nikkei Asia
その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん。