メーカーごとに独自に実装されているジェスチャー操作が、Androidの次期OSで標準となる予定です。
GoogleのAndroid開発者ブログは、次期OSであるAndroid Qに搭載予定の「ジェスチャーナビゲーション」を明らかにしました。従来は3ボタン式が主流だった「戻る・ホーム・アプリ一覧」という操作が、ジェスチャーによってできるようになります。
ブログによると、約3年前からジェスチャー操作の導入に関する調査がスタートしていたとのこと。スマホユーザーが親指でタッチできる領域の確認や、異なる操作方法で満足度がどう異なるかなど、調査内容は多岐に渡りました。
その結果として、ジェスチャー操作は、従来の3ボタン操作などと比べて概ね効率的であることが判明しています。例えば下記のグラフのように、「戻る・ホーム」操作に要する平均時間は、ジェスチャー操作を導入したAndroid Qベータ版が最も少なくなっています。
ただし、システムにおける他のスワイプ操作との干渉防止など、標準化への課題は残っています。現在はスマホメーカーごとにジェスチャーが異なることもあり、Googleはメーカーと協力して統一・標準化を目指すとしています。
筆者も、Xiaomi Mi Mix 2SのMI UIでジェスチャー操作を愛用していました。おなじみの3ボタンが無いことに最初は戸惑いますが、慣れると非常に快適です。また、ベゼルレスディスプレイをフル活用できることも魅力でした。
選択肢を残した上でAndroid標準となれば、これまで通りの操作が良い人も、ジェスチャーナビゲーションを導入したい人も幸せになります。Android愛好家としては、次期OSの公式発表が待ち遠しいです。
Source: Android開発者ブログ
MIUIでジェスチャー使ってるんだけどアプリの左スワイプで開けるメニューが開きにくくなるのがすごい困る…
戻る動作とかのジェスチャーは高さの閾値を決められたり、どの方向からどの方向までっていう細かな調整ができるようになりますように