セキュリティ製品の第三者評価を行っているオーストリアのAV Comparatives によると、AndroidのGoogle Playストア上にあるアンチウイルスソフトは2/3以上が効果がほとんど無く、そのうち何個かのアンチウイルスソフトはむしろスマートフォンをマルウェアに感染させる恐れがあると発表しました。
AV-Comparativesは、仮想環境下で2000種類のマルウェアを準備し、それに対してGoogle Playストアにあるアンチウイルスソフトがどのような挙動を示すのかについて調べました。その結果、2000種類全てを検出できたのはわずかに25種類のアンチウイルスソフトだったそうです。
250個のアンチウイルスソフトのうち、2/3以上はマルウェアの30%も検出できないほとんど無意味のアプリであったことも示されています。これらの無意味なアプリは、広告を表示させて儲けるためだけに作られているのだそうです。
試験の様子
ウイルス検知ができない意外なアプリは?
驚くべきことに、Google純正のアンチウイルスソフトであるGoogle Play プロテクトのマルウェア検出率は68.8%でした。これはかなり低い数値であり、純正とは思えないほど検出率が低いです。
マルウェア検出率が低くなる理由としては、ホワイトリスト機能があります。多くのアンチウイルスソフトはAdobe、Facebook、Twitter、WhatsApp、Instagram、Googleなどの有名テック企業のアプリは信頼に足るものだということでホワイトリストに登録し、ウイルス検知の対象から外すことでアプリの軽量化をしています。
そこで、悪意のある開発者がマルウェアを作るときに、制作したアプリをこれらのテック企業のアプリと偽り、ホワイトリストに乗るようにすることでアンチウイルスソフトの検知から免れることができます。
すべて検出できたアンチウイルスソフトは?
2000種類のマルウェアをすべて検出できたアンチウイルスソフトは、以下のとおりです。
AhnLab・Antiy・Avast・AVG・AVIRA・Bitdefender・BullGuard・Chili Security・Emsisoft・ESET・ESTSoft・F-Secure・G Data・Kaspersky Lab・McAfee・PSafe・Sophos・STOPzilla・Symantec・Tencent・Total Defense・Trend Micro・Trustwave
Trend Microのウイルスバスターや、Symantecのノートン、ほかにはESETやKaspersky、McAfeeなど、有名アプリは一通り揃っている感じですね。無料アプリのAvastやAVG、Tencent Mobile Security Managerなども上がっています。
ウイルスが気になる方はこれらの信頼できるアプリを利用すると良さそうです。逆に言うと、個々に名前が上がっていないアプリはマルウェアを完全に検出できない可能性もありますので気をつけるようにしましょう。
Source : AV Comparatives
私はXiaomiの初期から入ってる奴を使っているのですが見当たらなかったので心配だし入れてみようかなと思います!
https://monitor.firefox.comここでメールの侵害のなんとかが確認出来るそうなので確認してもいいと思います。