XiaomiグループのウェアラブルデバイスメーカーHuamiは22日、同社のAmazfitブランドから新型スマートウォッチ、Amazfit GTR 2及びAmazfit GTS 2を中国にて発売しました。それぞれ過去に日本でも販売されたことのあるAmazfit GTR、GTSの後継機で、基本的には同じスペックを共有しつつ、改良が加えられています。
価格はどちらも999元(約1.5万円)からで機能はほぼ同じ
2つのスマートウォッチはどちらもWi-Fi、Bluetooth5.0、NFC(FeliCa非対応)などを含む一般的なネットワーク機能はサポートしており、気圧センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、環境光センサと5つのセンサーを搭載した上で、「Huami BioTraker 2」による運動測定も可能です。血中酸素飽和度測定機能も搭載しています。
また、どちらの製品も最大で5気圧までの防水です。
2つの製品の違い
GTR 2 / GTS 2の一番の違いはそのデザインです。
GTR 2は基本的に丸いフォルムで、一般的な腕時計や、Huaweiのスマートウォッチ「Huawei Watch GT」シリーズに近い見た目をしています。1.39インチの円形のAMOLEDディスプレイの解像度は454 x 454とされていますが、円形であるため実際の表示領域は数値よりもかなり少ないと考えられます。
一方のGTS 2は四角く、やはりApple Watchと比較するのがわかりやすいでしょう。デザインは非常に似ており、簡単には見分けが付きません。ディスプレイは四角い1.65インチAMOLEDで、解像度は少し縦長の348 x 442です。画素密度はGTR 2の326PPIに対してGTS 2は341PPIと、こちらのほうが比較的高密度になっています。
ディスプレイの輝度はどちらも450ニトです。
また、どちらの製品も、それぞれ先代機種のAmazfit GTR / GTSと比べて軽量化・薄型化しています。特にGTR 2のベゼルレス化は著しいと言えるでしょう。
もうひとつの違いはバッテリー容量で、デザインやサイズの違いから、バッテリー持ちにも大きな差が生まれています。GTR 2のバッテリー容量は471mAhで、一方のGTS 2は246mAhです。基本設定ではGTR 2の14日に、GTS 2は7日と電池もちに2倍もの差があり、GTR 2の時計専用モード、GTS 2の低電力モードをそれぞれ使用すると38日、20日の差が生まれます。
ただし、電池持ちの良いGTR 2は、GTS 2の24.7グラムに対して31.5グラムと、重量もまた大幅に増加しています。(どちらもバンドの重量を含まない)
GTS 2では将来的に90種ものフィットネストラッキングに対応する予定があることや、Xiaomiの音声アシスタントである小愛同学に対応しているなど、機能がGTR 2と比べ少し多めです。
価格
価格はどちらもベースモデルが999元(約1万5000円)と激安です。GTR 2のカラーリングはブラック / シルバーの2色で、GTS 2にはそれらにゴールドが追加された色で展開されています。
GTS 2に限ってはベースモデルとなる「スポーツモデル」の他に「クラシックモデル」も用意されており、こちらは100元だけ高い1099元(約1万6000円)です。
Source:Amazfit(GTR2),(GTS2) Via:Gizmochina
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