Google Pixel 6及び6 Proが正式発表。最新のAndroid 12、Material You、そしてGoogle Tensorや新カメラセンサー、AIを活用したコンピューティショナルフォトグラフィーが特徴的なモデルとなっています。
Pixel 6はSoftbankとau、Pixel 6 ProはSoftbankが取扱います。
目次
Pixel 6
- Google Tensor
- 6.4インチFHD+(1,080p 20:9 410ppi)AMOLEDフラットディスプレイ(中央パンチホール)
- 90Hzリフレッシュレート
- Gorilla Glass Victus/6(ディスプレイ/背面)
- 8GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,614mAhバッテリー、30W有線、ワイヤレス、リバースワイヤレス充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(82° f/1.85 1/1.31)+12MP超広角(114° f/2.2 OIS)、最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:8MP(84° f/2.0)最大1,080p30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- NFC
- FeliCa
- eSIM
- IP68
- Android 12
- 158.6×74.8×8.9mm、207g
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71
- 5G Sub-6 : n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/28/30/38/40/41/48/66/71/77/78
約7.5万円から
カラーはSorta Seafoam(ソータ・シーフォーム)、Kinda Coral(カインダ・コーラル)、Stormy Black(ストーミー・ブラック)の3種類。本日より予約開始となり、10月28日より販売開始。その価格は以下の通りです。
- 8GB+128GB 74,800円
- 8GB+256GB 85,800円
また、11月7日までのGoogle Storeでいずれかのモデルを購入すると11,000円分もGoogleストアクレジットが還元されます。
なお、キャリアの販売価格は11月20日朝時点では未定です。
Pixel 6 Pro
- Google Tensor
- 6.7インチQHD+(1,440p 19.5:9 512ppi)AMOLEDエッジディスプレイ(中央パンチホール)
- 120Hzリフレッシュレート(10~120Hz)
- Gorilla Glass Victus/6(ディスプレイ/背面)
- 12GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 5,003mAhバッテリー、30W有線、ワイヤレス、リバースワイヤレス充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(82° f/1.85 1/1.31)+12MP超広角(106.5° f/2.2 OIS)+48MP望遠(f/3.5 1/2 光学4倍、最大20倍ズーム対応 OIS)、最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:11.1MP(94° f/2.2)最大4K30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- NFC
- FeliCa
- eSIM
- IP68
- Android 12
- 163.9×75.9×8.9mm、210g
上位モデルとなるPixel 6 Proは、6との主な違いとしてディスプレイが6.4→6.7インチ、フラットからエッジとなり、リフレッシュレートは90→120Hz、RAMが8→12GB、バッテリー容量が4,614→5,003mAh、48MP望遠レンズが追加、インカメラが8→11.1MPとなり4K動画撮影に対応し、3g重くなったといったところ。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71
- 5G Sub-6 : n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/28/30/38/40/41/48/66/71/77/78
- 5G mmWave : n257/n258/n260/n261
約11.7万円から
カラーはCloudy White(クラウディ・ホワイト)、Sorta Sunny(ソータ・サニー)、Stormy Black(ストーミー・ブラック)の3種類。こちらも本日より予約開始となり、10月28日より販売開始。その価格は以下の通りとなっています。
- 12GB+128GB 116,600円
- 12GB+256GB 127,600円
Google Tensor
Pixel 6シリーズの特徴の一つとなるGoogle Tensorは、プライムコア×2+ミドルコア×2+省電力コア×2のCPU、20コアのGPU、AODなどを超省電力で機能させるContext Hub、ISPなどから構成。
Pixel 5(Snapdragon 765G)と比べ、CPU性能は80%、GPU性能は370%向上しているとのこと。
Android 12
ソフトウェアにおいては、最新のAndroid 12を搭載。Material Youにより、アイコンなどといったUIのカラーやウィジェットなどが壁紙の色に合ったものに。
#Pixel6 is the best expression of Android.#Pixel6Launch pic.twitter.com/8JckdySRAS
— Made By Google (@madebygoogle) October 19, 2021
セキュリティ面もパワーアップ
セキュリティ面では、Google Tensorのセキュリティコアに加え、Titan M2チップを搭載。
セキュリティハブでは、セキュリティに関する全ての情報が集約され、何が問題なのかが一目で分かるように。
カメラやマイクの使用中は、ステータスバーに使用中を表すアイコンが表示され、通知センターでアクセスのオンオフの切り替えが可能。
カメラ、マイクに加え位置情報など、個人情報へアクセスしたアプリは記録され、使用した時間が確認可能に。
またスパムメッセージと思しきものを受信した際に、注意を促すポップアップ表示がされるようになっています。
今回セキュリティアップデートに関しては、5年間の配信が保障されています。
消しゴムマジック
コンピューティショナルフォトグラフィーに定評のあるPixelですが、消しゴムマジック機能では、簡単に、映り込んだ人物、物などを消すことが可能に。
消す対象は自動の他、手動で選択も可能となっており、ケーブルといった細かいものから、レンガ壁といった建物の一部までも消去可能。またPixel 6シリーズで撮影した写真に限らず、過去に別機種で撮影した写真等でも同機能を利用可能となっている模様です。
顔のぼかし解除
顔のぼかし解除機能は、その名の通り、動いている被写体の人物の顔のぼけを無くす機能。
撮影前に顔を認識し、被写体が動いているようであれば二つ目のレンズを起動。メインレンズはノイズを減らすため普通の露出、超広角レンズはぼけの低減のためより速い露出で撮影し、マシンラーニングにより二つの写真を合成。
最後にぼけが残っていないかがチェックされ、ぼけの程度、方向を推測し除去される仕組みとなっています。
モーションモード
モーションモードは、被写体と背景の動体を認識し、逆に動体をぼかす機能となっています。
それにより、スポーツ選手や滝、列車など躍動感のある写真を撮ることが可能に。
Snapchatとの連携機能
https://twitter.com/madebygoogle/status/1450516328763232261?s=20
Snapchatとの連携機能として、Pixel 6シリーズの背面を素早く2回タップすることにより、Snapchatのカメラを起動することが可能となっています。
リアルトーン
リアルトーンでは、光の反射や暗さ等様々な環境においても、肌の色が正確に再現されるように。Snapchatといったサードパーティーアプリにも対応しているとのこと。
動画のクオリティも向上
Turn everyday moments into cinematic epics with #Pixel6.
The all-new camera and powerful processor make your videos accurate and sharp, with rich, vivid color – even in low light.
Take a look at HDRnet applied to 4K video at 60FPS ⬇️#Pixel6Launch pic.twitter.com/LFD9aDFFa5
— Made By Google (@madebygoogle) October 19, 2021
動画においては、Google Tensorや新センサーにより、Pixelの写真と同レベルのクオリティに到達。HDRnetは4K60FPSに対応し、上動画の通り、HDRの効いた鮮やかなものとなっています。
音声入力がより正確に
When your OMG to your friend’s LOL needs to be sent ASAP, use your words instead of your fingers on #Pixel6.
Using speech to text can be up to 3x faster than touch typing, so you can respond even faster.*#Pixel6Launch pic.twitter.com/WlGJaltUDz
— Made By Google (@madebygoogle) October 19, 2021
Pixelの特徴でもある音声入力(認識)ですが、アクセントや方言、バックグラウンドノイズ処理など、個々により合ったものとなり、通常のタイピングよりも最大3倍速いものに。
具体的には、連絡先の情報から友人の名前(スペル)が正確に認識されたり、自動で句読点を挿入。絵文字も音声入力できたり、音声入力した文の削除、送信も音声入力で可能となっています。
電話もより便利に
上記の音声入力(認識)機能のパワーアップにより、電話もより便利なものに。
カスタマーセンターなどに掛ける際には、平均の待ち時間が表示。
文字起こし機能により、聞き逃しはなくなり、「~の際は何番、~の際は何番を押してください。」といった自動音声による案内も、上画像の通り選択肢で表示がされるようになっています。
更には、自動音声と実際の人間の音声の違いを認識し、自動音声が流れている間バックグラウンドで実際の人間が電話に出るまで待機し、出た際に通知する機能も。
また、未登録の電話番号からの電話においては、電話に出る前に相手の名前、電話の理由を述べさせ、それを文字起こしするScreening callといった機能も。
リアルタイム翻訳機能
リアルタイム翻訳機能では、Google chatを始め、WhatsApp、Snapchat、Instagram、Twitter、LINEといったサードパーティーアプリにも対応し、音声入力した文をそのまま他言語で送信が可能。
リサイクル素材を使用
競合他社でも見られる動きですが、Pixel 6シリーズはリサイクルされたアルミニウムを素材として使用。
半透明の専用ケースも、リサイクル素材から作られています。
また、噂されていたPixel Fold及びPixel Watchについては、その発表、予告などはありませんでした。続報に期待ですね。
もともとこの価格帯のAndroidなんかろくに売れてないし、売れなくても言い訳ができて良かったね