今年の2月にスタートした、Xperia XA2のAndroid 9(Pie)アップデート配信。
アップデートの配信開始から、Android 9 にアップデートされたロシア版のXperia XA2が文鎮化してしまうという問題が一部の個体で起こっていました。その後、SONYはAndroid 9 アップデートの配信を一時中断。先日、SONYはXperia XA2向けAndroid 9 アップデートの配信を再開しました。
文鎮化:何らかのトラブル、もしくは所有者のメーカー保証外の改造行為によりスマートフォンが(正常に)起動しない状態になること。スマートフォンがただの重いかたまりになってしまうことから、書道などで重しとして使う「文鎮」に例えられる。しかし、最近のスマートフォンは軽量化も少しずつ進んでいるため、文鎮としての役割を果たさない機種も増えているのはここだけの話。
今回の文鎮化問題はロシア版のXperia XA2のみに起きていましたが、SONYは全面的にアップデートの配信を中断していました。
問題のバージョン:50.2.A.0.342では、Xperia XA2が当然再起動し、真っ黒な画面に白い線が表示され、何も映らない状態になるという可能性が問題となっていました。
配信再開後の最新のバージョン:50.2.A.0.352では、セキュリティパッチが適用され、ロシア版で報告された文鎮化問題は解決されています。
文鎮化が報告されたロシア版のXperia XA2について、対象のユーザーにどのような対応が取られたかという情報は分かっていません。しかし、今回の問題はユーザーがメーカーの保証対象外になってしまうなどの改造を行ったわけではないため、SONYが機種交換などの対応をすることになる(もしくは行った)でしょう。
2018年の2月ごろに世界各国で販売が開始されたSONYのXperia XA2。当時、ビックサイズの姉妹機、Xperia XA2 Ultraは大型スクリーンを求めるユーザーの間で話題となった機種でした。3万円代前半とSONYのスマートフォンとしては価格が抑えめですが、高級感のある仕上がりになっています。横側面はほぼベゼルレスと言える美しいデザインが特徴だったのを、実機を触った筆者は覚えています。
Source:ithome
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