中国の有機ELパネルメーカーVisionoxは17日、安徽省合肥市で開催されたディスプレイ関連のカンファレンス「2021世界顕示産業大会」に出展し、同社の第二世代の画面下カメラ技術のプロトタイプを発表しました。Visionoxの画面下カメラ対応有機ELパネルは、世界初の商業的な画面下インカメラ搭載スマホであるZTE Axon 20 5Gにも採用されており、今回のカンファレンスにおいても、VisionoxとZTEによって共同開発された端末(画像右側)が展示されていたということです。
解像度を向上、光の透過部分も拡大
今回発表された新技術は「Visionox InV see®️ Pro」という名称です。昨年発表された同社の第一世代画面下カメラ技術は「Visionox InV see®️」であったため、これはその正統な後継ということになります。
InV see®️ Proでは、ZTE Axon 20 5G(日本ではRakuten BIG)に搭載されていた第一世代で弱点だった、カメラ埋込部周辺の解像度を向上させているということで、ある程度の高解像度化が見込まれます。
リーカーの数碼閑聊站氏は、現在ZTEがこの第二世代ディスプレイを搭載したスマートフォンの発売に向けて準備を進めていると伝えています。ZTE Axon 20 5Gの後継であるZTE Axon 30シリーズには現在30 Pro、30 Ultraの二機種が展開されており、今後発表されるとみられるZTE Axon 30(無印)で新型画面下インカメラ技術が採用される可能性が高いです。
なお、ZTE Axon 20 5Gの国内版であるRakuten BIGには、既に兄弟機種のRakuten BIGsが登場していますが、こちらはZTE製ではなくCoolpad製となっており、画面下インカメラなどは搭載していません。
Source:中国网(中国語),Visionox(中国語),GSMArena(英語)
実機の詳しい写真見ないと何も言えない