Googleは17日午前10時(米国東部時間、日本時間17日午後11時)、同社の初となる常設の直営ショップ「Google Store Chelsea」をアメリカ・ニューヨーク市内にオープンしました。店舗面積は5000平方フィート(約460平方メートル)ということです。
マンハッタン島南西部の、中心市街から2kmほど離れたチェルシー(Chelsea)地区にある、Googleニューヨーク拠点が入るビルの一階に入居しています。カリフォルニアのマウンテンビューに位置するGoogleの本社に対して、ニューヨークのオフィスはアメリカ東海岸の業務を担当する部署だということです。
Google Storeは、同社が2017年ごろから継続的に取り組んできたプロジェクトのひとつで、先月開催されたGoogle I/O 2021のイベントではショップの開店が正式に告知されています。
Made by Googleハードウェアに加えて最新ソフトウェアの体験も
Google Store Chelseaでは、PixelスマホやNestスマートデバイスなどに加えて、Pixelbookや(最近Googleに買収された)Fitbitのウェアラブル製品など多くのハードウェアを取り扱っています。これらの製品の展示、販売に加え、店舗内にはApple StoreのGenius Barのような現地修理が可能なサポートカウンターまで用意されているという充実ぶりです。
店舗内には、Nestシリーズのスマートホーム製品を試すためのイケアさながらのショールームなど、各製品に合わせた体験スペース「サンドボックス」が多く用意されています。
ただしそれだけには留まらず、Googleはソフトウェア企業として、「デバイスとサービス」両方の体験に軸をおいているということを強調しているように見えます。それにはもちろんGoogle検索やGoogleマップのような基本的なサービスも含まれていますが、印象的なのはクラウドゲーミングサービスのGoogle Stadiaをその場で体験できるエリアが設置されていることです。このブースも、「サンドボックス」の一つです。
周囲の暖色を基調とした暖かい空間と比べると機械的で、ゲーミングサービスの展示に相応しい鮮やかな空間に仕上がっています。
Google Store Chelseaは未だ実験的店舗という扱いで展開されていますが、今後米国の他都市、そして日本を含めたGoogleが進出している各地域でGoogle Storeがオープンする可能性は十分あるでしょう。
Source:Google Blog
実際に手に取って体験できるのは大事よね
NestやStadiaみたいな、今までの生活環境に無いようなものは特に