ファーウェイ・ジャパンは20日、イヤホンやタブレットなどを含む新製品5機種を日本国内市場にむけて発表しました。完全ワイヤレスイヤホンのFreeBuds 4iやスマートバンドのHuawei Band 6などが目玉ですが、スマートフォンやラップトップなどのデバイスは含まれませんでした。
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FreeBuds 4i - 前モデルより5000円近く値下がり
FreeBuds 4iはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンで、昨年6月に発表されたFreeBuds 3iの後継機にあたります。
FreeBuds 3iではANC機能のほかに外音取り込み機能も実装されていましたが、今作では特に記述は見当たらず。ただし、非対応という可能性は低いとみられます。10mmの大型ドライバーも魅力の一つで、そのせいかイヤーピース周辺が随分と大きくなり、全体的なデザインはAppleのAirPods Proと酷似しています。
FreeBuds 4iの最も注目すべき点はその価格です。ANC機能を搭載したイヤホンは軒並み2万円台からが相場であるのに対して、本イヤホンの市場想定価格は9680円(税込)となっており、国内市場の主要ANCイヤホンの半額近い価格です。
この価格は前モデルのFreeBuds 3iなど同社の他製品と比べても圧倒的な低さです。後継機の発売に伴い多少値下がりしているものの、現在FreeBuds 3iの相場は1万4000円前後。そこから考えてもFreeBuds 4iは5000円近く値下がりしている計算になります。前モデルFreeBuds 3iの発売時価格は約1万6000円で、それを考慮すれば新モデルが今後さらに値下がりしていく可能性も十分にあります。
実は筆者も前作のFreeBuds 3iを少し前から使用しており、今回の格安後継モデルの発売には少しショックを受けました。しかしそれは明らかに1万4000円の価格に相応しい製品であり、9680円のFreeBuds 4iは今年上半期の10,000円未満イヤホンのベストバイになりうると考えています。
カラーはレッド・ブラック・ホワイトの3色となっています。
Huawei Band 6 - Huawei Watch Fitにそっくりだけど、ちょっと違う
Huawei Band 6は新型のスマートバンドで、海外市場でのみ販売されていたHuawei Band 5の後継機という扱いです。日本では、Huawei Band 4や、Band 4eなどが販売されてきました。
お気づきのように、Huawei Band 6は国内でも販売されているHuawei Watch Fitとほとんど同じデザインであり、その上ではスマートバンドよりスマートウォッチといったほうがよさそうな製品です。なお、Huawei Band 6はHuawei Watch Fitよりも少しディスプレイが縦長の「バンド寄り」なデザインになっており、筐体が全く同じというわけではありません。
基本的な機能はおおよそ共通しており、「最大96種類」のワークアウトモード、24時間心拍監視、睡眠モニタリング、そして血中酸素濃度測定などの人気機能をサポートしています。
一方でHuawei Band 6にはGPS機能がなく、ワークアウトの履歴に必要であろう位置情報はバンドに接続されたスマホから取得する必要があるなど、細かな違いは目立ちます。またディスプレイサイズが1.47インチと、Watch Fitの1.64インチと比べ小さくなっていることも特徴です。その分、バッテリー持続時間は10日から最大で2週間に伸びているとのこと。
カラーはブラック、グリーン、オレンジ、ピンクの四色で、バンド部分を交換することは出来ません。
これらの細かな違いはそのまま価格に影響しており、市場想定価格は8580円(税込)となっています。参考値として、Huawei Watch Fitの価格は現在1万1000円前後です。
また、Huaweiは今回の発表に合わせHuawei Watch Fitに新色のホワイトを追加し、Amazon限定で通常版より高価な「エレガントエディション」として販売します。
Huawei Watch Fit エレガントエディションAmazon製品ページ(外部リンク)
MatePad T10 / T10s - コンテンツ視聴向けの格安タブ
MatePad T10 / T10sは新型のタブレット端末で、T10sのほうが上位モデルにあたります。ローエンド帯のタブレットとみられ、SoCにKirin 710Aを採用、日本でも発売されたエントリースマホのP30 Liteに搭載されていたKirin 710のマイナーチェンジ版と考えればわかりやすいかもしれません。
ちなみに、かつてのKirin 710がTSMCの12nmラインで製造されているのに対して、新機種のMatePad T10 / T10sに搭載されているKirin 710Aは中国本土のファウンドリであるSMICの14nmラインで製造されていることがわかっています。こんなところからも、Huaweiに対するアメリカの禁輸措置の影響を垣間見ることが出来るのではないでしょうか。(参考外部リンク)
RAMはどちらも2GB、ストレージが32GBで、microSDカードによる最大512GBまでの拡張に対応しています。また、GPSには対応するもののLTE接続をサポートしていないようで、接続性はWi-Fi(a/b/g/n/ac)とBluetooth 5.0のみとなっています。屋外に持ち出さない端末に実装するGPSに何か意味はあるのでしょうか。
MatePad T10と上位モデルのT10sの違いはディスプレイのみ(カタログスペック上では一部センサーの有無も異なる)で、T10が9.7インチ1280x800のHD+ディスプレイ、T10sが10.1インチ1920x1200のFHD+ディスプレイとなっています。それでも全体の寸法は一切変わらず、ディスプレイと筐体の間のベゼルの細さによって調整されているようです。バッテリー容量なども変わらないため、電池持ちにも多少の差が出ている可能性があります。
言葉を選ばずに言えば、全体的にローエンドらしい貧相な構成ですが、スピーカー部分に関してはデュアルスピーカーを搭載し、harman/kardonによるチューニングを施すなど、スペック上は高級機にも引けを取らないものになっています。これらは、Huaweiがこの端末をコンテンツ視聴に向けたものと位置づけているからです。
ただし、アメリカの制裁の影響でGooglePlayストアなどは当然搭載されておらず(Huawei AppGalleryを代用)、肝心のコンテンツ視聴においてはかなり不自由を強いられることになるでしょう。
カラーはブラックのみで、市場想定価格はT10が2万3980円(税込)、T10sが2万7280円(税込)となっています。
HUAWEI MatePad T 10 - HUAWEI 日本MatePad T10製品ページ(外部リンク) / MatePad T10s製品ページ(外部リンク)
MatePad New - Wi-Fi 6対応のマイナーチェンジ
昨年から販売されていたMatePad(無印)に、Wi-Fi 6(802.11 ax)に対応したマイナーチェンジモデル「MatePad New」が登場しました。一部仕様が細かくアップデートされているようなので、以下に変更点をまとめます。
SoCがKirin 810→Kirin 820、Wi-Fiが802.11 ac→Wi-Fi 6(802.11 ax)、メモリが3+32GB→4+64GB
これに伴い、価格は3万2780円(税込)から3万3880円(税込)と少し値上がりしています。カラーはブラックのみです。
興味あるのはhuawei band 6のみですが、不安です。
なぜかというと、
huaweiの安いスマホ(GMSあり)を昨年購入しましたが、
いきなり初期不良。
スリープしないスマホだった。
今までタブレット3台を購入してきたが、こんな問題はなかった。
huaweiの製造品質は、悪化したのでしょうか。