史上初の画面内インカメラを搭載したZTE Axon 20 5Gが、DxOMarkで散々な低評価を受けています。セルフィーカメラのスコアは26点でした(最高はHuawei Mate 40 Proの104点です。)
ZTE Axon 20 5Gの画面内インカメラはユーザからも「試作品レベル」と酷評されていましたが、その評判に違わぬ低スコアとなりました。ほぼ同じ技術を使っているとみられるRakuten BIGのセルフィーカメラ品質もおそらく似たりよったりでしょう。
撮影写真の色彩(Color)が特に悪い評価
DxOMarkの評価によると、ZTE Axon 20 5Gのカメラは撮影場所が暗い場合や狭角撮影時に、写真の品質上の問題が頻繁に出てくるようです。カメラをディスプレイを介して撮影することが原因なのでしょう。撮影写真の色彩(Color)には特に酷い評価(8点)が付けられています。
なお、ビデオ撮影は写真ほどひどい点数ではなく、51点となっています。
ビデオ撮影で51点獲得できているということは、ハードウェアの改善ではなくソフトウェアの調整で写真の点数(今回は10点。)をもう少し「まし」な評点にできる余地はあったのではと思ってしまいます。
完成度の高い画面内インカメラはいつ登場するのか
ZTEはAxon 20 5Gの後継、Axon 30 5Gを開発中ですが、このモデルも画面内インカメラ搭載になりそうです。Axon 20 5Gよりは品質改善されているでしょうが、過度な期待はしないほうが良いでしょう。ユーザ側の期待値もかなり下がっているでしょう。
昨年9月にAxon 20 5Gが発表された時には、Xiaomi等他メーカーも遅くとも2021年前半くらいまでにはZTEに追随して画面内インカメラを出してくると期待されました。が、Axon 20 5Gのセルフィーカメラの品質を踏まえると、もう少し品質改良に時間がかかるのかもしれません。Xiaomi/OPPO等の大手メーカーはより完成度の高い画面内インカメラの実装を目指すはずです。
Source:DxoMark
画面内インカメよりもMi 11 ultraの予想のように背面ディスプレイつけた方が良さそう。