昨年12月、Docomoが新プラン「ahamo」を発表し話題となりました。
一方、LINEモバイルはSoftbankに吸収され、将来的にはSoftbankが自社ブランドで提供するahamo対応プラン「Softbank on LINE(仮称)」に統合されていく方向性が明らかになりました(しばらくは既存のLINEモバイルの料金プラン・サービスは維持されるようですが、将来的には無くなる可能性が高そうです。)
この記事では、100万人以上いると言われるLINEモバイルの利用者の中で、ahamoへの乗り換えを検討したほうがよい人はどんなユーザかを考えてみました。
LINEモバイルからahamoに乗り換えることを検討した方がよい人
LINEモバイルの利用者にとって、自然な選択肢は以下の二つとなります:
- 暫くはLINEモバイルの既存の料金プラン・サービスに留まり、将来的にSoftbank on LINE(仮称)に統合されるのを待つ
- Softbank on LINE(仮称)に早めに移行する
「敢えて」ahamoに乗り換えたほうが良いLINEモバイルユーザは下記の対象者1~3いずれかに当てはまる人です:
対象者 | 理由 |
対象者1 Docomo回線のLINEモバイルを利用中で、且つ、大容量プランを使いたい人 | LINEモバイルの最大容量プランは12GBで月額料金が3,520円(税込)となり、ahamoのほうがお得です。また、Softbank on LINE(仮称)はSoftbank回線ででのみ提供されるため、現在のスマホでは使えない可能性もありえます。 |
対象者2 Docomo回線のLINEモバイルを利用中で、且つ、LINEモバイルの通信速度に不満がある人 | ahamoはDocomo(メインブランド)と同じ通信速度が期待できます。そして、20GB超過後でも最大1Mbpsの通信が可能です。また、Softbank on LINE(仮称)はSoftbank回線ででのみ提供されます。 |
対象者3 海外で良く使用する人 | ahamoは海外82の国々・地域でも追加料金なしで利用することができます。一方、LINEモバイルは海外でのデータ通信が利用できません。Softbank on LINE(仮称)の海外でのデータ通信サービス内容は現時点では未定です。 |
LINEモバイルではDocomo回線の通信品質が最も良い(下記レビュー参照。)こともあり、Docomo回線のLINEモバイルユーザの比率は比較的高いと推定されます。
データフリーオプションのヘビーユーザ場合はahamoに移行しないほうが良いかも
前述の対象者1~3のどれかにあてはまっていても、現在LINEモバイルでデータフリーオプションを最大限活用している人は、やはりLINEモバイルに留まったほうがよいかもしれません。
LINEモバイルでは、対象サービス(下記)であれば、データを消費せず使い放題となります。また、対象サービスは通信制限時でも高速通信が可能です。
- LINE
- LINEミュージック
- Spotify
- AWA
データ消費がほとんどSNSや音楽アプリであるという人は、ahamoの20GBプランよりも、LINEモバイルの3GBプラン(税込1,628円)+SNS音楽データフリーオプション(税込528円)という使い方がよいでしょう。LINEコールのヘビーユーザも、LINEモバイルに留まるか、「Softbank on LINE(仮称)」に移行したほうが良いでしょう。
「LINEモバイル→povo(au新ブランド)」は?
今回は、「LINEモバイル→ahamo」で考えてみましたが、「LINEモバイル→povo」も同じような考え方になります。つまり、現在au回線のLINEモバイルを利用していて、通信速度や容量に不満がある方にとって、povoは魅力的な移行先となります。
将来的にサービス停止が決まっているMVNOサービス(LINEモバイルとMVNO版楽天モバイル。2サービス合算の契約者数は350万以上。)は、3大キャリアによる新プランの「草刈り場」になりそうです。LINEモバイル(3キャリア回線対応)と楽天モバイル(Docomo回線とau回線対応)合わせると、Docomo回線とau回線のユーザが多くいるはずので、特にahamoとpovoにとって追い風になりそうです。
タイトル見たときエアプレビューの人かなって思いましたまる