iPhone 12シリーズが発売されてから1ヶ月近く経ちましたが、アナリストであるMing-Chi Kuo氏によりますと、ホリデーシーズン（年末商戦）へ向けて、iPhone 12 Proを中心としたiPhone 12シリーズや、第4世代iPad Air、そしてApple Watch Series 6とApple Watch SE、さらにはM1チップ搭載のMacBookシリーズの需要が大きく高まっているようです。
新型コロナウイルスの影響でiPadの需要が拡大か
AppleInsiderによりますと、Kuo氏は来年の前半までApple製品の需要は非常に高い状態を維持すると見ているそうです。
たとえばiPadシリーズ。新型コロナウイルスの影響で教育機関において在宅学習がすすめられ、そこに数多くのiPadが導入されています。教育機関だけでなくビジネス用途にも使われる上、ゲームやFaceTimeなど在宅需要が以前大きいことが予想されます。特に第4世代iPad Airはマスク着用時も生体認証が可能であるFace IDではなくTouch IDを採用したため、非常に需要が高いとのことです。
また、Kuo氏は2021年後半にはより強力なパワーが発揮できる14インチMacBook Proと16インチMacBook Proが登場すると予測しています。SoCにはARMアーキテクチャーを使った5nmプロセスが採用され、160億個のトランジスタが搭載されるとのこと。（ちなみにA14 Bionicは118億個。）
AirPodsは新型待ちの傾向が見られるか
一方で、完全ワイヤレスイヤホンのAirPodsは2021年前半にかけて出荷台数は変わらないか、5-10%減少する可能性があるようです。これは、iPhone 12シリーズにEarPodsが付属されなくなったため、より強化された新型のAirPodsが発売されるのではないかと期待されるためです。なお、Kuo氏は新型AirPodsは2021年の第2四半期に発売されると思うと述べています。
生産台数を伸ばすiPhone 12シリーズ
iPhone 12シリーズに関しては、ホリデーシーズンに向けてすでに約7,900万台生産されているとのこと。なお、昨年の同時期には7,600万台だったことより若干の需要拡大の傾向が見られます（しすて、iPhone 11シリーズ発売は9月20日で、iPhone 12シリーズより発表〜年末までの期間が1ヶ月長かったことも考慮する必要があります。）
また、アナリストのKrish Sankar氏によりますと、2021年第1四半期は4,700万台のiPhone 12シリーズが生産され、5Gに対応していることから2021年の間は毎四半期同じようなペースで生産され続けるとの見方を示しています。Sankar氏の見方が仮に正しいとすると、来年のAppleのスマホ市場でのシェアは20％を超える計算となります。果たして、2021年はAppleの年になるのでしょうか。
https://telektlist.com/iphone-12-mini-camera-review/
Source : phoneArena
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