Sonyグループは、2020年11月12日に発売するPS5の公式分解動画を公開しました。動画では、PSシリーズのハード設計の中心メンバー鳳(おおとり) 康宏氏が登場しています。7分間のコンパクトにまとまった動画に仕上がっています。
ハードの設計・開発に約5年
6か月~1年サイクルで製品開発が進むスマホと違い、ゲーム機は約5~7年サイクルなので設計・開発にも十分な時間をかけられます。PS5の設計・開発には5年がかけられたようです。Sony鳳氏は、PS5を分解しながら各パーツの役割について説明しています。
PS5の本体サイズが大きくなった理由は、大掛かりな冷却システムにあるとのことです。プロセッサからヒートシンクへ熱を効率的に放出するTIM (サーマルインターフェースマテリアル)には液体金属が仕様されています。また、ファンを巨大にすることで音を小さく抑えているようです。
単純な処理性能の比較だと、XBox新シリーズに対してPS5ハードのコスパ面では劣るような印象もありましたが、この動画を見るとPS5が処理性能以外の要素(特に冷却機能)にこだわって設計・開発されたハードであることが伝わってきます。
PS5の発売後半年間の販売台数はPS4超え(700万台)を予想
Sony Interactive Entertainmentのジム・ライアン社長は、PS5の「初年度」の販売台数はPS4を超えるだろうと予想しています。PS4は2013年11月半ばに発売され、2014年4月6日までに700万台を売り上げました。PS5は2021年の春までにどのくらい売れるでしょうか。Sony側はかなり手ごたえを感じているようですね。
英語かと思ったら日本語だった