Samsungは日本時間で9月2日未明開催の発表会「Galaxy Unpacked 2」で同社の新型折りたたみスマホのGalaxy Z Fold 2を正式に発表しました。
発表まとめ
- Galaxy Note 20シリーズのデザインを採用
- 前機種よりも高い画面占有率を実現
- 折りたたんで使うFlex modeが新登場
- 1,999ドル(約21万円)で9/18発売
- 日本での発売は未定だがauから発売される見通し
目次
Galaxy Z Fold 2はデザインが進化!
Galaxy Z Fold 2は同社が昨年発売した横折りの折りたたみ式スマホのGalaxy Foldの後継機種です。
パット見で大きく変更があったのがデザイン。先日発表されたばかりのGalaxy Note 20シリーズと同じで、高級感を感じるデザインとなっています。
ヒンジ部のカラーは5色用意され、自分の好きなカラーを選ぶことができます。折りたたみ時にちらっと見えるアクセントで他人と差別化することができますね。
本機種最大の特徴であるディスプレイも大きく進化しています。タブレットモードもスマホモードもパンチホール式のインカメラ(Infinity-O)を採用し、画面占有率が大幅に向上しました。
特に折りたたんだときのディスプレイは4.6インチから6.2インチに進化しており、普通のスマホに劣らない見た目となっています。
新機能のFlex Mode
Galaxy Z Fold 2はあらたにCAM構造というものを取り入れることで75度から115度の範囲でカチッと固定することが可能になっています。この折りたたまれた状態を利用したFlex Modeという新機能が追加されました。
例えばWeb会議で自分の顔に合わせたアングルに固定できたり、
カメラで上画面をファインダー、下画面を操作に利用するといった使い方ができます。
これらだけでなく、例えば上画面でYouTubeを視聴しながら下画面で作業といった一般的なデュアルアプリのようにして使うことも可能。角度をつけて固定できることで折りたたみスマホの使い方の幅が大きく広がります。
最適化されたアプリの数は不明ですが、使い勝手が良くなる新機能となっています。
もちろんスペックも申し分ない
Galaxy Z Fold 2は折りたたみスマホとしての体験価値が高いスマホであることは事実ですが、単純にスマホとしてのスペックも申し分ないです。
ストレージは256GB、メモリは12GBで、バッテリーは4500mAh。
ディスプレイはタブレットモードのメインディスプレイが最大120Hz駆動の有機ELディスプレイとなっており、それだけではなく最低11Hzの駆動にも対応し、省電力性能も高くなっています。なお、サブディスプレイは有機ELですが、60Hz止まりです。
カメラはS20シリーズやNote 20シリーズのような高画素センサーではなくすべて12MPの超広角+広角+望遠のトリプルカメラ、パンチホール式のインカメラは2つとも10MPとなっています。
SoCは7nmのオクタコアプロセッサーとしか発表されておらず、詳細は不明ですがSnapdragon 865、Snapdragon 865+、Exynos 990あたりになると思われます。
基本スペック | |
---|---|
ディスプレイ | 7.6インチ, 1768 x 2208, 有機ELディスプレイ, 372ppi |
サイズ | 159.2 x 128.2 x 6.9mm, 279g |
システム | |
OS | Android 10 |
Soc | Qualcomm - |
CPU | - 8コア, - GHz |
メモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ | 256GB, sd_card microSDスロット無し |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 12 + 12 + 12MP, F値/1.8, トリプルカメラ, LEDフラッシュ, PDAF |
前面カメラ | camera_front 10MP, F値/2.2, カバー側にもカメラあり(10MP) |
センサ類 | 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック なし |
バッテリー | battery_charging_full3.1, Type-C 1.0, 4500mAh |
コラボモデルのThom Browne Editionもあります
また、Galaxy Z Flipに引き続き、Thom Browneとのコラボモデルを発売します。
Thom Browne Editionは専用デザインのGalaxy Z Fold2本体のほか、Galaxy Watch3とGalaxy Buds Live、そして各種アクセサリーがセットとなったものになります。
価格は3299ドル(約35万円)で5,000セット限定で販売されます。価格もさるものながら販売数も少ないので入手困難になることは確実でしょう。
日本での発売は?
日本での発売に関しては未だに不明ですが、すでに日本語のページが作られていることは確認できます。また、各種認証機関で「SCG05」というGalaxy Z Fold 2と思われるモデルの存在が確認されています。
Galaxy Fold、Galaxy Z Flipともにauから発売された過去がありますので、順当に進むのであればGalaxy Z Fold 2もauより販売されることとなりそうです。
日本で発売されるとなると気になるのがローカライズです。今までのサムスンの折りたたみスマホはおサイフケータイなどの機能はなく、ほとんどローカライズされていませんでした。3代目の折りたたみスマホとなるGalaxy Z Fold 2ではどこまで日本向けにチューニングされるか期待です。
Galaxy Z Fold 2はグローバル市場で9/18に価格据え置きの1,999ドルで発売されます。
Source : SAMSUNG
これこそインカメ埋め込みで完成形って感じやな