折り畳み式スマホは需要があるかも?
Samsungは今年3月のスマートフォンの売り上げについて「最悪になる」とコメントをしています。3月にSamsungが世界で販売したスマートフォンは前年比22.4%の減少、前月比4.3%減の約8,900万台でした。
しかしモデル別に売り上げを見てみると、Galaxy S20シリーズは売り上げを落とし、Galaxy Z Flipは売上増を達成していることが判明しました。
好調なGalaxy Z Flip、苦戦するGalaxy S20
Galaxy S20シリーズの3月の売上高は、前世代のS10シリーズの昨年3月の売上に対して35%減少。これに対して今年2月に発売されたGalaxy Z Flipの3月売上は、前月比56.1%の売上増(約23万台)となりました。Galaxy Z Flipの売上は、同じ折りたたみ型スマホGalaxy Fold(昨年発売)に比べて出足好調のようです。
以前記事でお伝えした通り、Galaxy S20は価格設定を誤った可能性があります。新型コロナウイルスの影響は無視できませんが、「最安モデルの価格が高すぎる」という指摘があります。
Galaxy Z Flipも約15万円と非常に高額です。しかしGalaxy Z Flipは縦方向に折り畳み可能な、ガラケーを彷彿とさせる懐かしいデザインです。また、20万円するGalaxy Foldとの比較で、消費者にとってお買い得に映るのかもしれません。
本体仕様も面白く、ハイエンドクラスの性能とマルチディスプレイに対応しているなど、目新しさも満載。Galaxy Z Flipの売り上げが伸びている要因は、目新しさや折り畳み式スマホを求めているユーザーのニーズをうまく取り込むことができたからだと思われます。また、SamsungはZ Flip次世代モデルの準備にも着手しています。
業績が戻りつつあるHuawei、苦戦を強いられるSamsung
新型コロナウイルスの影響により混乱状態にあるスマホ市場。その影響はヨーロッパでも大きく、欧州市場で存在感の大きいSamsungやAppleは苦戦を強いられています。Appleの売り上げは前年比23.4%の減少、前月比24.7%の減少です。
一方でHuaweiは業績が回復しつつあり、前月比26.6%の増加です。これは以前の記事でも指摘した通り、オンライン販売市場の成長と5Gスマホの売り上げが伸びていることが要因です。
依然として世界経済は先が見えませんが、Huaweiの例からも分かる通り、スマホ市場は戦略次第で、コロナウイルス環境下でも売り上げを伸ばすことは不可能ではなさそうです。今後のスマホメーカー各社の動向に注目したいですね。
Source:ECONOTIMES
Z flipはトムブラウンとのコラボバージョンもヒットしてるね
韓国だとガールフレンドにプレゼントするのに丁度いいスマホなんだと聞いたことがある
まぁ畳むとちっちゃくて化粧箱みたいだし女性ウケがいいんだろうね