落ち着きのある、大人の仕上がりです。
Huawei P40 ProがDXOMARKにおいて128点を記録し、ハイスコアを塗り替えました。広範囲のダイナミックレンジと繊細な質感の表現で他の機種を圧倒しています。オートフォーカス、ズーム、ナイトモードで高いカメラスペックを見せてくれました。
優れたオートフォーカス機能
Huawei P40 Proはオートフォーカスの評価が100点と、非常に高い点数を記録しています。状況に左右されることなく高速で照準を合わせることができ、ボケ感を損なうこともありません。全てのピクセルがフォーカスに参加するデュアルピクセルオートフォーカスによって、より広範囲で被写体を検知できるようになりました。
ノイズを抑えて優れた質感を表現
テクスチャー(質感)が84点、ノイズも81点と高評価を獲得しています。こちらの画像ですが、曇天の中で少し湿ったような芝や建物の質感が伝わってきますね。
スマートフォンのカメラをソフトウェアが大胆に編集するようになってから、質感の表現は後回しにされ、とにかく「映える」処理が行われてきました。しかし、Huawei P40 Proはまさに見たままを写しています。
逆光にも負けないポートレート
人物に影が落ちやすい窓際ですが、こちらもなかなか綺麗に撮れていますね。まさに優れたダイナミックレンジと言えるでしょう。肌の質感だけでなく、着ているニット、そして陽を受けた髪までしっかりと表現されています。
一方で、若干色味が青みがかっているという指摘もされています。ただし、これは好みの範囲と言えそうです。もちろん、編集で調節すれば全く問題ありません。
光源のディテールを維持するナイトモード
ナイトモードもまさに圧巻のクオリティです。70点と、過去最高得点を記録しています。ぼやけてしまいがちな光源のディテールをしっかり表現し、建物の中の光もしっかり捉えています。
歩道のタイルの質感もバッチリですね。カラーバランスも撮れており、まさに夜道を歩いているような没入感を与えてくれます。
DXOMARKのトップに立つこととなったHuawei P40 Proは、いくつものベストショットを切り取っています。スマートフォンをカメラで選ぶなら外せない選択肢でしょう。2020年、さらなるハイスコアを叩き出す機種は現れるのでしょうか。
Source: DXOMARK
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