もともとゲーミングスマホですから…。
Asusが手掛けるゲーミングスマホ、ROG Phone IIのDxO MARKスコアが公開されました。95点と100点以下となってしまいました。もっともカメラスペックを求めてROG Phone IIを手にする方はいらっしゃらないかと思いますが…。レビュー内容を早速見ていきましょう。
ROG Phone IIのカメラレビュー
ROG Phone IIはSony IMX586を搭載した48MPのメインカメラと11mm相当の13MP広角レンズのデュアルカメラ構成です。動画撮影は4K、60fpsまで対応しています。
各項目の評価では、83点を記録しているExposure(露出)は概ね高評価となっています。しかし屋外屋内ともに、わずかながら全体が暖色傾向、オレンジがかった色味に傾いてしまっています。その場に立ってみると、肉眼で見た色味との違いがわかるでしょう。
続いて、ズーム(37点)と色彩描写(75点)についてです。HDR(ハイダイナミックレンジ)による色彩の表現は明るいところでは良好なのですが、暗くなると不安定になってしまいます。下の画像のように、キリンのイエローと街路樹のグリーンが処理されず、キリンの脚部はグレーがかった色合いになっています。
ナイトモード(39点)についても見ていきましょう。カメラスペックが試されるナイトモードですが、やはり輝度が高い箇所がノイズが出てしまい、白飛びしています。その一方で、暗所の描写はされず、暗く埋もれているのが分かります。他のハイエンドモデルと比較するのは少々酷かもしれませんね。
DxO MARKによるROG Phone IIのカメラレビュー、いかがだったでしょうか。ゲーミングスマホのカメラレビューを大真面目にやる、というのもなかなか新鮮ですね。総評としては、明るいところでの撮影は比較的良好、といったところでしょうか。
ゲーミングスマホはリフレッシュレートや冷却システムなど、カメラとは異なる分野でスマホの発展を支えています。今後もガラパゴスな進化を期待したいですね。
Source: DxO MARK
90点あれば十分いいと思うがねぇ