最もOSアップデートが手厚いスマホメーカーは、圧倒的にNokiaでした。
データ解析を行うグローバルな調査会社であるCounterpointは、スマートフォンにおけるソフトウェア・セキュリティーアップデートに関して主要Androidスマホメーカーに対して2019年8月に調査を行いました。表から結果が一目瞭然になっています。
メーカー毎の最新Android普及率
縦軸が2018年Q3から2019年Q2の間にそのメーカーが発売したスマホが搭載しているOSのシェアとなっています。これを見るとNokiaがほぼすべて(90%以上)のスマートフォンをAndroid 9 Pieに対応ないしアップデートさせていることがわかります。
Nokiaに続くのはSamsung, Xiaomi, Huaweiと言った大きなスマホメーカー。ここまでは80%以上がAndroid 9 Pieに対応しています。Xiaomiはかなり古い機種にもAndroidアップデートを提供しているので、グラフに見える以上に健闘していると言えます。
次から大きくスコアを落としてLenovo, OPPO, Vivoと続きます。特に、OPPOは日本でも元AKBの指原莉乃さんイメージキャラクターをつとめており、積極的なマーケティングで存在感を強めつつありますが、OSアップデートにおいては貧弱と言わざるを得ない状況です。
そしてVivoとLGはOPPO以上にお寒い現状であることがわかります。
ちなみに、ソニーやシャープといった日本メーカーはCounterpointの定める「Top10メーカー」として取り上げられていないので不明です。
アップデート対応速度の比較
発売後にOSがAndroid 9 Pie発表後のアップデート対応率の時系列グラフです。
発売当初からNokiaは積極的にアップデートを提供しており、各メーカーを引き離す勢いとなっています。逆にOPPOの遅さが突出していることが印象的です。
これらのメーカーのうち、HuaweiはEMUI、XiaomiはMIUI、OPPOはColorOSとそれぞれが独自のUIを採用しているのに対して、Nokiaだけがピュアアンドロイドに近い状態でOSを提供しています。そういった要因がOSのアップデート速度・対応率に影響していると思われます。
スマートフォンの買い替えスパンが伸びつつある今、OSアップデートがしっかり行われているかというのもスマートフォンの購入基準にしたほうがいいのかもしれませんね。
Source : Counterpoint
motorolaはLenovoに含まれているのかな?