先日、Wuzhen Internet Conferenceにて、Xiaomiの社長である雷军は来年中にミドルレンジからハイエンドまで10機種以上の5G対応スマートフォンを準備していると発表しました。
実際にQualcommの次期5G対応Snapdragonを搭載したRedmiスマートフォンが来年中にリリースされることが明らかとなっています。
既にXiaomiは5万円台の5Gスマホ、Mi 9 Pro 5Gを中国国内でリリースしていますが、販売されるたびに売り切れるほど人気でした。このことも決定を後押したと雷军は語ります。中国国内では5Gサービスの合計予約数が1000万件を超えているのに対し、未だに5Gに対応した機種はハイエンドばかりで選択肢は少ないです。
また、Qualcommおよび华西証券の調査によると、中国国内では98%の消費者がより速い通信速度を求めており、60%の人が次のスマートフォンを5Gにしたいと考えています。
しかしながら5G対応スマートフォンに追加で支払えるのは32ドル(約3500円)までと現在の相場よりかなり安め。例えば、Mate 30 Proは1.2万円ほど、vivo NEX 3は1.1万円ほど5Gバージョンでは値上がりしています。
そのため、Xiaomiのミドルレンジの5G対応スマートフォンは「5G対応スマートフォンにしたいけどあまり大きな金額は払いたくない」という層に最適でしょう。
同時に、「来年は4G端末が売れないのではないかと心配だ」と雷军は語ります。もっとも中国国内でも5G基地局の建築は始まったばかりですが、いずれやってくる5Gに備えて4G端末の売り上げは伸び悩むかもしれません。
Xiaomiはミドルレンジ以上のモデルをあらかた5G対応にすることで、この変化を乗り越える方針であるようです。
Nokiaとソニーも現在5G端末を開発しており、AppleとHTCは来年中に5G端末をリリースするとみられています。果たしてどのメーカーが市場を賑わしてくれるのか、非常に楽しみです。
Photo:一卡通网
au回線対応して欲しいですね