本日、Appleより新型のiPhone、iPhone 11シリーズが発表されました。
iPhone 11シリーズには13mm同等の広角レンズが全ての機種に搭載されています。超広角カメラを搭載したiPhoneはiPhone 11が初めてであり、ほとんどの方が超広角の世界を体験したことがないと思います。一方で、Android勢はSamsung、Huawei、Xiaomiといった様々なメーカーから超広角カメラ搭載のスマートフォンがすでに登場しています。
今回は、Androidスマホで超広角カメラを体験した筆者が、いかに超広角カメラが素晴らしいかをお伝えしようと思います。
超広角カメラのハードウェアスペック
筆者が体験した超広角カメラは、Xiaomi Mi 9Tのものです。スペックとしては、
13MP F2.4 11.3mm(124.8°)
となっています。一般的なスマートフォンの画角は25-28mm(75-82°)であることを考えるとかなりの広角であることがわかります。
一方で、新型iPhoneの広角カメラは、
12MP F2.4 12.4mm(120°)
となっています。ハードウェアスペックはほとんど同じですので、似たような写真が撮れると考えながら見ていただけると幸いです。
超広角カメラの特徴
①何よりも広く撮れる!
超広角カメラは名前の通り超広く撮れることがメリットです。
今までiPhoneに搭載されていた望遠レンズは、遠くのものを引き寄せるのにはいいですが、正直メインカメラからのトリミングで十分というシーンが多かったです。
一方で、より広く写せるというのはトリミングではできない芸当です。
もっと広く写したいなという場面でも、
首都圏外郭放水路の大迫力な地下神殿の全貌を写すことができました!
メインカメラではまつり会場しか撮れなかったのも、
超広角カメラで荘厳な本殿と人々の喧騒という対比構造を捉えることができ、写真表現の幅が広がります。
普通のカメラだとなかなか全容を撮影できない狭い室内でも、超広角レンズであれば広く写すことができます。
普通のカメラではできないようなダイナミックな写真が撮れるのは超広角カメラのメリットです。とにかくどんな場所にでもカメラを向けたくなるような楽しみがあります。狭い屋内、広大な風景といったシーンで大活躍間違いなしと言えるでしょう。
②自撮りが捗る
これは少し意外かもしれませんが、超広角ということは自撮りがとてもはかどります。
自撮りといえばもっぱらインカメラが使われがちですが、超広角カメラ搭載のインカメラというのはなかなかありません。そこで、超広角のアウトカメラを使って自撮りをしてしまおうということです。
こちらはiPhone XSのインカメラで撮影した自撮りです。顔で一杯になってしまい、後ろの風景が全然見えません。これでは自分の顔が大好きな人以外は満足できません。
これを超広角カメラのアウトカメラを使えばこんな写真が撮影できます!後ろの山岳風景がよく見え、旅の記録には最高です。
iPhone XSのインカメラで撮影すると4人でパンパンな自撮りも、
超広角カメラを使えばちゃんと全員写した上で、ひまわり畑と筑波山もしっかり捉えられます。
ディスプレイを見ることができないので当てずっぽうの撮影となりますが、そこは超広角カメラ。大体の方向さえあっていればしっかり全景を写すことができるのでそんなに難しくないです。
iPhone 11シリーズを手に入れたら超広角カメラで自撮りというのをやってみるのをおすすめします。
③画質はやはり劣る
超広角カメラ最大の欠点は画質です。超広角カメラはメインカメラと違い、画素数やF値、センサーサイズが小さく、画質が劣ることが多いです。
例えば東京都庁の写真。あれだけ高い建物の全景を撮影できるのは超広角カメラの強みですが、それでもハードウェアスペックではメインカメラには劣るため、光が少ない夜の撮影ではやはりノイズが多く、画質が落ちてしまいます。
これはiPhoneにも同じことが言えます。iPhoneは画素数こそ同じものの、F値はメインカメラが1.8であるのに対して超広角カメラは2.4。センサーサイズは公表されていないものの、他のAndroidスマホを鑑みるに超広角カメラのほうが小さいものだと思われます。また、超広角カメラでiPhone 11お得意のナイトモードが使えるかどうかも現時点では不明です。
昼間など光が豊富な環境では大きな差はないものの、夜間、暗い場所での撮影はメインカメラに分があるといえるでしょう。
まとめ:超広角カメラは望遠カメラ以上に楽しい
筆者は現在Mi 9Tを絶賛使用中ですが、カメラはメインカメラよりも望遠カメラよりも超広角カメラの使用頻度が高いです。
これはひとえに普段では見られないほど広い世界を写せる楽しさにあります。カメラを起動したときにディスプレイ内に広がる世界は広大で、どこにカメラを向けても見たこともないほど広い写真になります。
望遠カメラではなく超広角カメラを選んだiPhone 11シリーズ。みなさんもぜひ手にとって超広角の世界を楽しんでみてくださいね。
広角カメラがiPhone11にもあるというけど、コスパで勝るMi9Tでいいやってなる(
それに写真ってそんなざっくり細かい所まで見ないしね、撮った写真を一々ズームしてノイズやボケを探すことなんて普通しないだろうに