夏は、テレビやインターネットが「怖い話」で盛り上がります。これらは面白いものですが、ほとんどはフィクションだったり、ビデオが有っても合成じゃないかと疑うようなものばかり。でも、中には本当の怪現象というのも存在するのです。
RedditユーザーのNotRealUserNameHomieさんの自宅には、暗視にも対応した室内用の監視カメラが設置されています。
ある日、彼がカメラのログを確認していると、深夜3時(北米東部標準時)から4時半までの間、彼のiPhone XSが断続的に明るい点滅を繰り返しているのを発見しました。
他にも見ていると、彼だけでなく彼の妻のiPhone XSも同じ動きをしているのが確認できたといいます。この動きは、この日だけでなく他の日のログにも録画されていました。こんなに明るく、一時間半に渡り、何度も光っていたというのに、彼は動画を見るまで気が付かなかったといいます...
これがその映像。
画面右半分で、なにやらとても明るく光っている物体があります。映像では良くわかりませんが、投稿者によればこの光のもとがiPhone XSであるということです。
人の目には見えずにカメラだけに写り、毎日同じ時間に光る・・・
なんだか怖い話ですが、光るメカニズムに関してはタネがあります。
Redditのユーザーによれば、この光はiPhoneの3D顔認証、「FaceID」に使用される赤外線センサーの光ではないかということ。なるほど、そう考えると肉眼では見えないことや、暗視カメラにだけ写ることが説明できます。
実は、FaceIDの赤外線センサーは、ユーザーがスマートフォンの画面を見ていることを確認するのにも使われています。画面が点灯している間に赤外線を照射し、操作が行われていない場合にも、画面を見ているかどうかでスリープ状態にするかを判断しているというのです。
Appleは公式に言及していませんが、iPhoneは夜間などに、夜中ユーザーが画面を見ていない時間を狙ってひっそりと自動で再起動をしているとのこと。これを確かめるために赤外線センサーを使っているのかもしれません。
それでも、一時間半もの間、iPhoneの赤外線センサーが点滅し続けるというのは不自然です。「実はどのiPhone XSも深夜に似たようなことをしているが、室内暗視カメラを取り付けている家庭が少ないので今まで知られていなかった。」とする意見もありますが、確かではありません。
肉眼では見えないので不都合はありませんが、少し不気味ではありますね。
実は夜中に盗撮してるのかも