ライターのsasanisikiです。優れたコストパフォーマンスでもファンの多いMi Bandシリーズの最新機、Mi Band 4の中国国内版、NFC非搭載モデルを購入しました。 本機はフィットネス機能、カラー有機EL、Alipay決済機能、音楽コントロール機能などが2700円という値段に収められているスマートバンドです。
目次
購入場所
Xiaomi直営の家電店である米家で購入しました。スマホやイヤホンのみならず、ボールペンが150円〜、バックが1000円〜、炊飯器が4300円〜、料理ミキサーが2900円〜などと様々な、優れたコストパフォーマンスを誇るXiaomiの商品が置いてありXiaomiファンなら楽しめるに違いありません。
Apple Storeのような豪勢な店舗ではなくコンビニほどの大きさですが、様々なところに店を構えているので中国に訪れる際は寄ってみることをお勧めします。
脇道にそれました、いよいよ製品を見ていきましょう。
化粧箱・付属品
Mi Band 4の画像と数字の4はiPhoneの化粧箱のように立体的に印字されており、高級感があります。また4の字は豪華絢爛ともいえる光の反射で色がグラデーションするようになっています。
付属品については説明書、充電器の2つです。説明書は中国語のみでしたが、本体の操作はシンプルかつ直感的なため、戸惑うことはないでしょう。
デザイン・質感
「到底2700円とは思えない」というのが少し使ってみての筆者の感想です。エッジ加工をされたフロントガラス、きれいな発色のディスプレイ、もたつきのない動作、そして音楽コントロールといった機能など、さすがはコストパフォーマンスのXiaomiです。
ただし、Galaxy Fitのような流線型のデザインではないため「スタイリッシュさ」を強く求める方にはお勧めできません。
文字盤
公式のMi Bandアプリ(Mi Fit)に約50個の文字盤が搭載されています。また、サードパーティ製アプリで文字盤を追加できるため、きっとお気に入りを見つけられるでしょう。筆者のオススメアプリは MiBand4-WatchFace for Xiaomi Mi Band 4 です。このアプリは筆者が数えただけでも164個の文字盤がありました。
またHuawei Band 3 Proが3つなので、それを思うと合計200種類以上という量は圧倒的ともいえます。
筆者の感動したポイント4つ
①QRコード決済に対応(中国国内版限定)
中国国内限定ですがMi Band 4はQRコードでの決済をすることができます。
スワイプしコードを表示させ、それをリーダーにかざすことでAlipayによる支払いができます。
ネット環境が必要なのだから意味ないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。例えば、PayPayやその他LinePayなどはオフライン状態ではQRコードを表示できず決済ができません。ですがAlipayはオフラインでも決済可能なため、このバンドを一台つけていくだけでどこでも支払いが可能です。
私も実際に試しましたが、手首をサッとかざすだけで決済ができるため大変便利です。
スマホすら持たずに使えるキャッシュレス決済ツールが2700円で手に入る、というだけで筆者は「便利になったものだ」と感動しました。
また一旦腕から外すとパスワードがかかる設定や、プリペイド式にする設定もあります。1日の使用量の上限を定めたり、遠隔で使用不可にすることもできるため万が一落とした際にも安心です。
②サードパーティ製アプリとの連携が可能
Xiaomi製以外のサードパーティ製アプリで機能をカスタマイズすることができます。
筆者のお勧めはTools & Mi Bandという359円のアプリです。メッセージアプリの通知を特定の人のみにしたり、通知ごとに振動の種類を変える、心地よく仮眠から目覚められるようにタイミングよくアラームを鳴らしてくれる、などとMi Bandの可能性を大きく広げることができます。無料でもいくつかカスタマイズできるアプリがリリースされていますので、試してみることをお勧めします。
筆者は低価格帯スマートバンドがサードパーティ製のアプリでカスタマイズできるとは思っていなかったため驚きました。これはMi Band 4が他のスマートバンドと比べて優れている点の一つでしょう。
③音楽再生機能
左にスワイプすることで音楽コントロール画面の表示が可能です。ここでは曲名の表示、音楽の停止および再開、音量調節、次の曲に移動、前の曲に戻る、といった操作が可能です。
画面に表示されているアイコンよりかなり大雑把に画面が区切られているため、押し間違えることもなく操作をすることができます。筆者は思った通りに操作できるか心配でしたが、そのようなこともなく快適に利用できています。
ただし、歩きながら手元を見ずに曲を変えたり、ということは難しいです。あくまで立ち止まって画面を見ながらとなります。そのため、操作にかかる時間は一旦ポケットからスマートフォンを出すのとそこまで変わりません。
とはいえ、混んだ電車でスマホをすぐに出せない時など非常に便利です。あると無いとでは大違い、というほとではありませんが、あるとかなり便利です。
④ワークアウト機能
ワークアウト機能は、屋外ランニング、室内ランニング、サイクリング、ジョギングの計測機能があります。また常時、移動距離や消費カロリー、心拍数を計測・記録できます。他にも消費カロリーの計算から水泳時のストローク分析機能やサードパーティ製のアプリとの連携機能、ほかのMi Bandユーザーとの運動量や睡眠量のリアルタイム共有機能まであります。
ワークアウトという分野に絞っても、この機能の多さでこの安さのグッズは他にはないでしょう。
注意点2つ
①基本的にMi Fitアプリの起動が前提(Android)
スマートフォンとの接続を保ち、通知を表示できるようにするには設定でXiaomiのMi Fitというアプリをバックグラウンド起動した後、終了しないように気をつけなければなりません。
バックグラウンド起動が不要なスマートウォッチの方が少ないのも事実です。ですが、商品購入時や他社製品との比較時の判断材料として重要ではないでしょうか。
②電源のオフ機能がない
Mi Band 3も同様ですが「電源」という概念がそもそも無く、リセットはありますが再起動や電源オフができません。そのため映画館や飛行機に乗る際などに不安が残ります。もちろんマナーモードはありますが、これも一つ知っておくべきことでしょう。またBluetoothの停止も不可能です。現行の多くの飛行機は機内でのBluetoothの使用に対応していますが、非対応の機種も稀にありますので旅行の際は注意が必要です。
Huawei Band 3とどちらがよいか
Huawei Band 3は約5000円、Mi Band4も過去の例から日本での販売時は5000円ほどになるでしょう。そのため価格はどちらも同じくらいと考えます。
筆者は機能の量を求めるのならばMi Band 4がよいと考えています。音楽コントロール機能や圧倒的な量の文字盤の数、サードパーティ製アプリのよるカスタマイズなど機能面ではMi Band 4が大きく優っています。
それに対し、フィットネス性能を求めるのならばHuawei Band 3がよいと考ています。
Huawei Band 3はそれと連携するHuawei Healthアプリが非常に優秀です。疲労回復の予測やハーバード大学によって検証された睡眠の詳しい解説アドバイスなど、優れたフィットネスのコーチング機能を備えています。
そのためどちらが良いといったものではなく自分にあったのを選ぶことが一番重要でしょう。
まとめ〜今までに無かった先をゆくスマートバンド〜
しばらく使ってみての具体的な感想は以上です。日本円で約2700円でワークアウト機能や通知確認、音楽コントロールや財布として使えるのは素晴らしいことです。
Mi Band 4は「フィットネスツール」という器に収まらないポテンシャルを秘めた素晴らしい製品だと筆者は考えています。ユーザーの生活にさらに自由と快適をもたらしてくれる相棒といっても過言ではないでしょう。
日本でもMi Band 2から正規販売されているため、Mi Band 4も期待してよいでしょう。日本で正規販売が開始された暁には、全ての人に勧められるフィットネスツールとなるに違いありません。5000円強になってしまうかもしれませんが、それでもなおコストパフォーマンスのよいスマートウォッチであることは変わりないと思います。
質問や疑問は随時コメント欄で受け付けています。
Aliexpressで購入: AliExpress.com Product - Original Xiaomi Mi Band 4
再起動はあります。
Mi band 4側の、その他→設定→再起動から出来ます。
また、Bluetoothも上記再起動を使えば無効にする事が出来ます。
Mi Fitアプリを開くと自動で接続されますが、開かなければ接続はされませんでした。