このレビューは2年前のソニーのフラッグシップモデル、「Xperia XZ Premium」のテレクトリスト読者による実機レビューです。
Hakuryu様、レビュー投稿ありがとうございました。
目次
Xperia XZ Premiumのスペック概要
Xperia XZ Premiumは4Kディスプレイを搭載したソニーのプレミアムモデルです。デザインは昔のXperiaを彷彿とさせるもの。ディスプレイは機能がてんこもり。その他の性能も、現在でもミドルレンジモデルとして十分通用する水準です。
基本スペック | |
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ディスプレイ | 5.46インチ, 3840 x 2160, IPSディスプレイ, 807ppi |
サイズ | 156 x 77 x 7.9mm, 195g |
システム | |
OS | Android 7.1 (Nougat) |
Soc | Qualcomm Snapdragon 835 |
CPU | Kryo 8コア, 2.45 GHz |
メモリ(RAM) | 4GB |
ストレージ | 64GB, sd_card microSD最大256GBまで |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 19MP, F値/2.0 |
メインカメラ特徴 | camera |
前面カメラ | camera_front 13MP, F値/2.0 |
センサ類 | 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 感光センサ, おサイフケータイ・ワンセグはドコモ版のみ対応 |
機能 | 防水 IPX 8, 水面下での使用が可能, イヤホンジャック 有り |
バッテリー | battery_charging_full3.1, Type-C 1.0, 3230mAh |
購入について
購入の決め手
ハイスペックな端末が欲しかったから
購入場所・購入時期・購入価格
友人から購入、2019年1月、およそ40000円
購入モデル
ルミナスクロム、メモリ4GB、ストレージ64GB
化粧箱・付属品
化粧箱は某りんご携帯と同じような箱で、エクスエペリアのロゴが光の反射によって七色に変わるというものでした。
その質感には驚いたのですが、付属品がテレビを視聴するときのアンテナケーブル、SIMピン、説明書くらいで充電器すら入っていなかったので少しがっかりしました。
本体デザイン
両面ともガラスになっており、購入した色がルミナスクロームということもあったので、きれいな鏡面でとても高級感がありました。
カメラは少し出っ張っていますが、ケースをつければ全く目立たないので許容範囲かと思います。しかし右、左の側面部分の塗装は弱いのか、ボタン周りの塗装ハゲがすぐに起きてしまったので、そこだけが残念ポイントですね。
側面にあるシャッターボタン(カメラボタン)が何気に便利です。
ディスプレイ
さすが4Kということもあり、写真や動画を見るときの解像度感というか、そもそもドットが目視で確認できないレベルにきれいです。
ほぼナチュラルな色味ですが、少し青が強いかなと思います。高解像度すぎるのが裏目に出たのか、すこしバックライトが暗い感じがしました。
ソフトウェア・アプリ
ほとんどピュアなAndroidだと思います。カメラボタンを長押しするとすぐにカメラが立ち上がり、取りたい瞬間を逃さず撮れるのがいいなと思いました。
Android9になってから少し動作が怪しくなった印象を受けました。
たまにグーグル製のアプリを使っていると、固まってしまうことがあります。私のものはドコモ版なのですが、そのドコモアプリが大量に入っており、消すことができないのはやはりマイナスポイントですかね。
音についてですが、ハイレゾでない音源でもハイレゾ相当にアップコンバートして聞かせてくれる機能がついていたりとさすがソニーと言う感じを受けました。
独自機能
いたわり充電:習慣的に長く接続している時間帯を見つけ、その習慣から充電器が取り外される時刻を予想し、その時刻にマン充電になるように充電速度を調節する機能です。
DSEE HX:圧縮された音楽ファイルをハイレゾ相当にアップグレードし、高音域を再現する機能です。
処理性能・Antutuスコア
アプリ起動はほとんど待つことがないです、タップして次の操作に指を動かしているともうその間に立ち上がっています。マルチタスク的な使い方で、くるくるアプリを切り替えても全くもっさりすることはなく、サクサク動いています。
ゲームについてですが、最近流行りのバトロワゲームのグラフィック設定を最高にしてみましたが、カクカクすることなどまったくなく、超快適に遊ぶことができています。
カメラ性能・写真サンプル
可もなく不可もなくという感じです。
しかし、マクロにはあまり強くない印象。他のスマホだときっちりピントがあう距離でも、これだと合わないことが多々あります。
また、結構レンズのゆがみがあり、超広角レンズのアクションカムのようなゆがみ方をします。ハイエンドスマホにしてはあまり性能が高くない印象です。
以下はXperia XZ Premiumで撮影した写真サンプルです。(画像クリックでフルサイズ表示。ファイルサイズにご注意ください)
スピーカー・音質
スマホの上下にステレオのスピーカーが付いており、横向きにしたときにLRがはっきりするようになっています。
音量も結構大きく音質もいいので、外付けのスピーカーなしでも高音質を楽しめるようになっています。
電池持ち・充電速度の印象
朝100%にしていれば、普通に使って夜に30%ほど残っている感じでそこそこ電池持ちはいいと思います。充電時間は2時間ほどで80%といった感じです。
しかし、XZPは自動でバッテリーをいたわった充電をすることがあり、(取り消すことも可能ですが)その場合は夜充電器に指して朝頃に充電が終わるように設定されています。
まとめ
良い点
- 見た目がゴージャス
- どんなゲームも快適なハイスペック
- 安心の日本メーカースマホ
悪い点
- でかい
- 通話するときの音が大きい
- 角張りすぎていてゲームしていると手に刺さる
全体的な感想
前使っていたスマホが結構もっさりしており、いざスッと使おうとしてもそのもっさりさにちょっと腹が立っていたので、このスマホに変えました。
画面の大きさが5.46インチでステレオスピーカーがついているので、動画を見るときには最適だが、逆に大きすぎてその他の用途のときに両手持ちになってしまったり、ズボンのポケットに入らなかったりと少しサイズの問題がありました。
しかし、それは性能とトレードオフできると思います。何をするにもサクサクで動作に関して不満が全くありません。おサイフケータイにも対応、NFC対応、防水、ハイスペック、4K解像度。どれも良いものばかりです。さすがソニーと思いました。
満足度:10点満点中6点
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