iPhone 15 Pro / 15 Pro Maxは初の3nmプロセスSoCであるA17 Proを搭載し、各種ベンチマークでも高いスコアを記録しています。その一方で、実際にiPhone 15 Pro/15 Pro Maxを使ったユーザーから発熱しやすいという報告が相次いでいるようです。
iPhone 15 Pro/15 Pro Max発熱の原因はA17 Proか
iPhone 15シリーズの発売以降、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxが異常に発熱するという報告が複数SNSへ上がっています。例えばApple関連のニュースを扱うApple Hubは、iPhone 15 Pro Maxを数分使っただけでオーバーヒートしたと報告しています。
My iPhone 15 Pro Max has major overheating issues after a few mins of use
Things are not looking good so far… pic.twitter.com/aGNYGOK3Kg
— Apple Hub (@theapplehub) September 24, 2023
以下は、Meizuの元副総裁であるLi Nan氏がiPhone 15 Proの発熱問題を調査したときの画像です。背面の右上部分が真っ赤になっているのが分かります。iPhone 15 Pro/15 Pro Maxが発熱しやすいのは、A17 Proが原因である可能性が高いようです。
A17 ProはTSMCの3nmプロセスで製造されています。TSMCの3nmプロセスは歩留率が55%ほどと苦戦しており、それによって「電力効率の低い『ダイ』も受け入れるようにAppleが基準を引き下げた」という情報もありました。
Exactly what happened. TSMC didn't have good enough 3nm chip yields so they had to lower their efficiency standards to accept more A17 Pro dies which would've otherwise been tossed away into the trash.
So Apple lowers the efficiency goal across the board which led to chips that… https://t.co/ilcFCO17NS
— Vadim Yuryev (@VadimYuryev) September 23, 2023
電力効率が低下して消費電力が増加したことで、今回の発熱が起きている可能性があるようです。
Source: X(1), (2), Weibo, Via: sparrowsnews, Gizmochina
爆熱ベンチ番長