Xiaomiが新型のARグラス(コンセプトモデル)であるWireless AR Glass Discovery Editionを披露しました。スマホとワイヤレスで接続でき、ジェスチャー操作にも対応します。
なお、Xiaomiは昨年8月にもスマートグラスを発表していました。
スマホとワイヤレスで繋がるARグラス
Xiaomi Wireless AR Glassは名前の通りスマホとワイヤレスで接続できるARグラスです。本体にストレージがないため、ARグラス単体では利用できません。
接続にはNFCを利用しており、スマホをタップするだけで簡単にペアリングできます。Xiaomi独自の低遅延通信リンクを採用しており、レイテンシーはわずか50msです。
ディスプレイには業界初となるRetinaレベルのマイクロOLEDディスプレイを採用しています。最高輝度は1200nits、PPD(1度あたりのピクセル数)は58です。AR空間に没入するためのブラックアウトモードと、前面レンズを透明にして現実世界が見えるようになるトランスペアレントモードを切り替えられます。
チップセットにはQualcommのXRデバイス向けSoCであるSnapdragon XR2 Gen 1を採用しており、AR開発プラットフォーム、Snapdragon Spacesもサポートします。また、独自開発のXiaomi AR Gesture Controlにより、ジェスチャー操作で画面の縮小や移動などが可能です。
ジェスチャー操作で、現実世界のスマートライトを消すことも可能なようです。
グラス本体はマグネシウムリチウム合金とカーボンファイバーを採用し、重量はわずか126gと軽量です。軽量化を実現するため、バッテリーも一般的なリチウムイオン電池ではなく独自開発したシリコン酸素アノード電池が採用されています。
なお、今回発表されたWireless AR Glass Discovery Editionはあくまでもコンセプトモデルで、実際に発売する予定はないとのことです。
SATORUみたいじゃん