ahamoが3月26日からサービス提供となる等、3キャリアの新プランのサービス開始が迫っています。料金プランとしては「ほぼ」横並びとおり、3プランの優劣はほぼありません。
株式会社ALL CONNECTが20~50代の男女1700人を対象に1月19~20日実施したアンケート調査によると、ahamoがpovo/Softbank on LINEに対して優位に立っているようです。本アンケートは3大キャリアのプランが出そろった1月13日以降に実施されていますが、Rakuten UN-LIMIT Ⅵ発表前であることに留意が必要です。
ahamoがpovo/Softbank on LINEに対して優位に立てている要因は、「つながりやすいキャリア」のイメージにあるようです。「つながりやすい」というイメージは長年かかって作られたものなので、短期間で他のキャリアが覆せる可能性は低そうです。今春に始まる3大キャリアの新プランの競争は、(少なくとも当面は)ahamo有利で進む可能性が高くなってきました。Docomoの井伊社長によるとahamoの事前申し込みは100万件を超えたようです(ただ、この事前登録/先行エントリーのハードルは高くないので、この100万人から本人確認・本申込・月額料金決済まで到達するユーザは一般的には10~20%/10~20万人程度と見込まれます。)
アンケート結果の概要
アンケートの概要は以下の通りです。ahamoへの乗り換え意向を持っているユーザが最も多くなっています。
1700名の回答者のうち「乗り換えたい」or「やや乗り換えたい」と回答した比率 | キャリア内乗り換え(つまり、D→ahamo, au→povo等)をしたいユーザ比率 | |
ahamo | 37.9% | 55.3% |
povo | 30.5% | 49.3% |
Softbank on LINE | 25.7% | 47.7% |
次に、それぞれの新料金プランに「乗り換えたい」or「やや乗り換えたい」と回答したユーザに対して、新料金プランに乗り換えたい理由(複数回答)を聞いたところ、上位3つの理由は回答は以下の通りとなりました。
ahamo(N=644) | povo(N=519) | Softbank on LINE(N=437) | |
1位 | 価格が安いから(70.7%) | 価格が安いから(79.8%) | 価格が安いから(70.9%) |
2位 | 電波がつながりやすいキャリアだから(32.9%) | 電波がつながりやすいキャリアだから(20.6%) | 手続きが簡単そうだから(18.8%) |
3位 | 手続きが簡単そうだから(20.7%) | 手続きが簡単そうだから(16.8%) | 電波がつながりやすいキャリアだから(17.6%) |
povoは他の2プランより月額550円安いため、「価格」を理由に挙げたユーザの比率が高くなっています。「つながりやすい」を理由に挙げたユーザの比率は、ahamoがpovo/Softbank on LINEを引き離しています。
ahamo vs povo vs Softbank on LINEの競争では、ahamo/Docomoの「つながりやすい」というイメージが有利に働き、スタートダッシュに成功しそうです。
楽天+MVNOと比べるとどれも高い…